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おもい-の-けぶり オモヒ― 【思ひの煙】🔗🔉

おもい-の-けぶり オモヒ― 【思ひの煙】 〔「思ひ」の「ひ」を「火」にかけて〕 煙が出るほど恋しい思いが激しく燃え上がることをいう。思いのけむり。「空に満つ―雲ならばながむる人の目にぞ見えまし/拾遺(恋五)」

おもい-のこ・す オモヒ― [5] 【思い残す】 (動サ五[四])🔗🔉

おもい-のこ・す オモヒ― [5] 【思い残す】 (動サ五[四]) しておきたかった,しておくべきだったという気持ちが残る。「もう―・すことは何もない」

おもい-の-たけ オモヒ― [6] 【思いの丈】🔗🔉

おもい-の-たけ オモヒ― [6] 【思いの丈】 慕う心のすべて。思いのかぎり。「―を述べる」

おもい-の-たま オモヒ― 【念ひの珠】🔗🔉

おもい-の-たま オモヒ― 【念ひの珠】 〔念珠(ネンズ)の訓読み〕 数珠(ジユズ)。「草の蔭なる露の身を,―の数々に/謡曲・定家」

おもい-のど・む オモヒ― 【思ひ和む】 (動マ下二)🔗🔉

おもい-のど・む オモヒ― 【思ひ和む】 (動マ下二) 気持ちを落ち着ける。「みづからながら知らぬ命の程を―・め侍りけるさへはかなくなん/源氏(柏木)」

おもい-の-ほか オモヒ― [0][3] 【思いの外】 (副)🔗🔉

おもい-の-ほか オモヒ― [0][3] 【思いの外】 (副) 予想と違って。思いがけず。意外に。「―よくできた」

おもい-の-まま オモヒ― [6] 【思いの儘】🔗🔉

おもい-の-まま オモヒ― [6] 【思いの儘】 心に思うとおり。思う存分。「―に振る舞う」

おもい-ば オモヒ― [2][3] 【思い羽】🔗🔉

おもい-ば オモヒ― [2][3] 【思い羽】 オシドリ・クジャク・カモ・キジなどの,尾の両脇にあるイチョウの葉形の羽。剣羽(ツルギバ)。[季]冬。

おもいば-づつみ オモヒ― [5] 【思い羽包み】🔗🔉

おもいば-づつみ オモヒ― [5] 【思い羽包み】 〔形が鳥の思い羽に似ていることから〕 拝領した香木や香の小包みを入れておく包み。厚紙に,内側は金箔張り,外側は紫の絹を張り花鳥の彩色を施し,赤または紫の紐(ヒモ)で結ぶ。

おもい-ば オモヒ― 【思ひ葉】🔗🔉

おもい-ば オモヒ― 【思ひ葉】 触れ合ったり重なり合ったりしている草木の葉。多く,男女の相愛にたとえる。「茂りたる森は―となり/浮世草子・一代男 3」

おもい-ばか オモヒ― 【思ひばか】🔗🔉

おもい-ばか オモヒ― 【思ひばか】 〔「ばか」は「量(ハカ)」〕 (下に「行かず」などを伴って)物事が思い通りに進む程度。「男のまおとこ同前にて―いかぬ物ぞとよ/浄瑠璃・重井筒(中)」

大辞林 ページ 140460