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おもい-なだら・む オモヒ― 【思ひ宥らむ】 (動マ下二)🔗🔉

おもい-なだら・む オモヒ― 【思ひ宥らむ】 (動マ下二) 心を静めて考える。おもいなだむ。「今は世の中を皆さまざまに―・めて/源氏(若菜上)」

おもい-なや・む オモヒ― [5][0] 【思い悩む】 (動マ五[四])🔗🔉

おもい-なや・む オモヒ― [5][0] 【思い悩む】 (動マ五[四]) いろいろと考え苦しむ。思いわずらう。「あれこれ―・む」

おもい-なら・う オモヒナラフ 【思ひ習ふ】 (動ハ四)🔗🔉

おもい-なら・う オモヒナラフ 【思ひ習ふ】 (動ハ四) (1)ならい覚える。「君により―・ひぬ世の中の人はこれをや恋といふらむ/伊勢 38」 (2)思いなれている。「又二つとなくてあるべきものに―・ひたるただ人の中/源氏(宿木)」

おもい-な・る オモヒ― 【思ひ成る】 (動ラ四)🔗🔉

おもい-な・る オモヒ― 【思ひ成る】 (動ラ四) その気持ちになる。そう考えるようになる。「今は亡き人とひたぶるに―・りなむ/源氏(桐壺)」

おもい-な・る オモヒ― 【思ひ馴る】 (動ラ下二)🔗🔉

おもい-な・る オモヒ― 【思ひ馴る】 (動ラ下二) そう思うことが習慣となる。「うらみ侘び待たじ今はの身なれども―・れにし夕暮の空/新古今(恋四)」

おもい-ね オモヒ― 【思ひ寝】🔗🔉

おもい-ね オモヒ― 【思ひ寝】 (1)恋しい人を思いながら寝ること。「君をのみ―にねし夢なればわが心から見つるなりけり/古今(恋二)」 (2)ものを思いながら寝ること。「今一度起こせかしと―に聞えば/宇治拾遺 1」

おもい-ねん・ず オモヒ― 【思ひ念ず】 (動サ変)🔗🔉

おもい-ねん・ず オモヒ― 【思ひ念ず】 (動サ変) (1)心の中でしっかりと祈る。「命ながくとこそ―・ぜめ/源氏(桐壺)」 (2)じっとがまんする。「北の方,…と―・じて,ただ,するままにまかせて見居たり/源氏(東屋)」

おもい-の-いえ オモヒ―イヘ 【思ひの家】🔗🔉

おもい-の-いえ オモヒ―イヘ 【思ひの家】 〔「思ひ」の「ひ」を「火」にかけて,火の家つまり火宅(カタク)をいう〕 煩悩(ボンノウ)の多い憂き世。「世の中に牛の車のなかりせば―をいかでいでまし/拾遺(哀傷)」

大辞林 ページ 140459