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おもね・る [3] 【阿る】 (動ラ五[四])🔗🔉

おもね・る [3] 【阿る】 (動ラ五[四]) 気に入られようとする。へつらう。「大衆に―・る」「時流に―・る」「其の鬼走り疲れにて,祭の食を見て―・り就きて受く/霊異記(中訓注)」

お-もの 【佩物・珮】🔗🔉

お-もの 【佩物・珮】 「おびもの(佩物)」に同じ。

お-もの 【御物】🔗🔉

お-もの 【御物】 (1)天皇・貴人の食事。「大床子の―などはいと遥かにおぼしめしたれば/源氏(桐壺)」 (2)副食物に対する「飯」を丁寧にいう語。 ⇔あわせ 「精米(シラゲ)に麦の―混ぜたり/宇津保(藤原君)」 〔(1)(2)は「御膳」「御飯」とも書く〕 (3)「ぎょぶつ(御物)」に同じ。 →おもの(佩物)

おもの-し 【御物師】🔗🔉

おもの-し 【御物師】 裁縫をする女奉公人。お居間。ものし。「―は針にて血をしぼり/浮世草子・五人女 1」

おもの-だな 【御物棚】🔗🔉

おもの-だな 【御物棚】 貴人の食膳を納めておく棚。「御厨子(ミズシ)所の―に沓おきて/枕草子 56」

おもの-ちゃし 【御物茶師】🔗🔉

おもの-ちゃし 【御物茶師】 江戸時代,宮中ならびに将軍家で用いる茶をつかさどった者。茶の名産地宇治の上林家など一一家あった。

おもの-づくり [4] 【御物作り】🔗🔉

おもの-づくり [4] 【御物作り】 室町時代,将軍佩用(ハイヨウ)の刀を作る者。また,その刀の拵(コシラ)え。

おもの-ぶぎょう ―ギヤウ [4] 【御物奉行】🔗🔉

おもの-ぶぎょう ―ギヤウ [4] 【御物奉行】 室町幕府の職名。将軍の参内の際などに衣服や刀剣などを入れた唐櫃(カラビツ)をあずかり,これに付き添った役職。御物中持奉行。御物長持奉行。唐櫃奉行。

おもの-やどり 【御物宿り】🔗🔉

おもの-やどり 【御物宿り】 天皇の食物を納めておく所。宮中の紫宸殿(シシンデン)の西庇(ニシビサシ)にある。「女房は,―にむかひたる渡殿にさぶらふべし/枕草子 104」

おもの-い 【追物射】🔗🔉

おもの-い 【追物射】 ⇒おいものい(追物射)

おもの-がわ ヲモノガハ 【雄物川】🔗🔉

おもの-がわ ヲモノガハ 【雄物川】 秋田県南部,神室(カムロ)山地に源を発し,秋田市西方で日本海に注ぐ川。長さ133キロメートル。

大辞林 ページ 140482