複数辞典一括検索+

かいな カヒナ 【腕・肱】🔗🔉

かいな カヒナ 【腕・肱】 ■一■ [1][0] (名) 肩からひじまで。二の腕。あるいは,肩から手首までの間。うで。 ■二■ (接尾) 助数詞。 (1)舞の手を数えるのに用いる。「二―三―舞ひ翔つて/盛衰記 3」 (2)円柱状の物の太さを両手にかかえて計るのに用いる。

――を返・す🔗🔉

――を返・す 相撲で,相手に上手まわしを取られないように,自分が下手をさしてその腕を上げる。

かいな-げ カヒナ― 【腕挙げ】🔗🔉

かいな-げ カヒナ― 【腕挙げ】 〔「かいなあげ」の転〕 腕をあげること。「捧げてはおろし,や,おろしては捧げ,や,―をするや/神楽歌」

かいな-さし カヒナ― 【腕差し】🔗🔉

かいな-さし カヒナ― 【腕差し】 神前で歌い舞うこと。「御―法楽しまゐらさせ給ひ候ひなば/義経記 6」

かいな-ひき カヒナ― [3] 【腕引き】🔗🔉

かいな-ひき カヒナ― [3] 【腕引き】 刀で腕を切って血を流し,互いにすすり合って誓うこと。衆道(シユドウ)や男女の仲で行われた。

かいな-ひねり カヒナ― [4] 【腕捻り】🔗🔉

かいな-ひねり カヒナ― [4] 【腕捻り】 相撲の決まり手の一。相手の腕を両手でとって体を開きながらひねり倒す技。

かい-な (連語)🔗🔉

かい-な (連語) 〔近世語〕 (1)〔終助詞「かい」に終助詞「な」の付いたもの〕 文末に用い,疑問の意をもって確かめる気持ちを表す。…かなあ。…かねえ。「十夜の内にしんだ者は仏になるといひますが,定(ジヨウ)―/浄瑠璃・天の網島(上)」 (2)〔「そうかいな」を略した応答語〕 そうですか。そうかねえ。「『ほつそりすうわり柳腰とさへいふぢやあねえか』『―。こちやまた風負けせいで能(エイ)かと思うた』/滑稽本・浮世風呂 2」

がい-な (連体)🔗🔉

がい-な (連体) 〔「がい」は我意の意か〕 程度のはなはだしいさま。大層な。はなはだしい。「とうとい神の―氏子等/奴俳諧」

かい-な・い カヒ― [0] 【甲斐無い】 (形)[文]ク かひな・し🔗🔉

かい-な・い カヒ― [0] 【甲斐無い】 (形)[文]ク かひな・し (1)ききめがない。努力してもそれだけの結果が得られない。むだである。「今さら悔やんでも―・いことだ」 (2)それだけの価値がない。「生きていても―・い身だ」 (3)いくじがない。ふがいない。「かく思ふ事は―・き心かなと/御伽草子・三人法師」 (4)(「かいなくなる」の形で)死ぬ。むなしくなる。「―・くなり給はば,なかなかなる事をや思はむ/源氏(手習)」

大辞林 ページ 140751