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かた-かげ [3] 【片陰】🔗⭐🔉
かた-かげ [3] 【片陰】
(1)日陰。特に夏の夕方の日陰。[季]夏。
(2)何かに隠されて,ある方角からは見えない所。物かげ。「―へ呼んで,紙に包んだ物を手に握らせて/雁(鴎外)」
かた-かご 【堅香子】🔗⭐🔉
かた-かご 【堅香子】
カタクリの古名。「寺井の上の―の花/万葉 4143」
かた-かた 【片方・片片】🔗⭐🔉
かた-かた 【片方・片片】
(1)二つあるうちの一方。かたほう。かたつかた。「この川,つつみのかたはいと深くて―は浅ければ/十六夜」
(2)かたすみ。かたわら。「―へ行きてさうぞきて/宇治拾遺 5」
かた-かた [1] (副)スル🔗⭐🔉
かた-かた [1] (副)スル
堅い物が触れ合って出る軽い音を表す語。「―(と)下駄を鳴らして行く」
かた-かた 【堅堅】 (副)🔗⭐🔉
かた-かた 【堅堅】 (副)
〔「かたがた」とも〕
(1)透き間なく詰まっていて崩れにくいさま。「桟敷をも―と打廻して/申楽談儀」
(2)確かなさま。「三十三間堂にて相待つべしと,―極めて/浮世草子・新色五巻書」
かた-がた [2] 【方方・旁】🔗⭐🔉
かた-がた [2] 【方方・旁】
■一■ (名)
(1)複数の人々を敬っていう語。あのかたこのかた。《方方》「御来場の―」
(2)あちこちの場所や方角。ほうぼう。「みな―にながされ給てかなしきに/大鏡 2」
■二■ (代)
二人称。複数の相手を丁寧に呼ぶ語。本来は複数をさすが,単数をさす時にも用いられることがある。あなたがた。おのおのがた。《方方》「『―の御名字は』,『いや,名もない者でござる』/狂言・入間川」
■三■ (副)
あれやこれやと。さまざまに。いろいろ。「うれしくも,哀れにも,―移ろふ心地して/源氏(紅葉賀)」
かた-がた [2] 【旁・旁旁】 (接続)🔗⭐🔉
かた-がた [2] 【旁・旁旁】 (接続)
〔「かたがた(方方)」と同源〕
(1)いずれにしても。どっちみち。「母も大病で危篤な容子,―妹一人に家事を任して置(オク)といふ次第にも参りませんから/緑簑談(南翠)」
(2)その機会にまた。ついでに。かつ。「お誘ひ申さうと―御無沙汰見舞を兼ねて/社会百面相(魯庵)」
――以(モツ)て🔗⭐🔉
――以(モツ)て
いずれにしても。どのみち。
大辞林 ページ 141180。