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かね [0] 【矩】🔗⭐🔉
かね [0] 【矩】
(1)「曲尺(カネジヤク)」に同じ。
(2)まっすぐなこと。直線。また,直角。「―に渡いておし落さるな/平家 4」
(3)模範。手本。規矩(キク)。「諸人の―となしぬ/洒落本・深弥満於路志」
かね [0] 【鉄漿】🔗⭐🔉
かね [0] 【鉄漿】
御歯黒(オハグロ)の液。「―をつける」
かね [0] 【鐘・鉦】🔗⭐🔉
かね [0] 【鐘・鉦】
(1)つりがね。《鐘》「お寺の―をつく」
(2)鐘の音。《鐘》「遠くから―が聞こえる」
(3)撞木(シユモク)でたたくかね。たたきがね。《鉦》
――も撞木(シユモク)の当たりがら🔗⭐🔉
――も撞木(シユモク)の当たりがら
〔鐘の音は撞木の当たり具合で変化する意〕
こちらの対応の仕方で,相手の出方も決まる。また,つきあう相手によって,良くも悪くもなる。
――や太鼓(タイコ)で探・す🔗⭐🔉
――や太鼓(タイコ)で探・す
〔迷子などを探す時,大勢で鉦や太鼓を打ち鳴らしたことから〕
大勢で大騒ぎしながら探しまわる。
か-ね (連語)🔗⭐🔉
か-ね (連語)
〔終助詞「か」に終助詞「ね」の付いたもの〕
文末にあって,体言および体言に準ずるもの,動詞・形容詞および助動詞の終止連体形に接続する。
(1)疑いつつ念を押す意を表す。「大丈夫―」「何かおもしろくないことでもあるの―」
(2)質問する意を表す。「どうです,もうかりました―」
(3)反問する意を表す。「そんなこと君にできる―」
〔近世江戸語以降の語。話し言葉に用いられる〕
がね (終助)🔗⭐🔉
がね (終助)
〔上代語〕
文末にあって,動詞の連体形に接続する。意志や命令などを表す前段を受けて,その意志や命令などの理由・目的を明らかにする意を表す。…であるから。…するために。…するように。「梅の花われは散らさじあをによし平城(ナラ)なる人も来つつ見る―/万葉 1906」「大夫は名をし立つべし後の代に聞きつぐ人も語りつぐ―/万葉 4165」
〔本来は名詞だったものともいわれる〕
がね (接尾)🔗⭐🔉
がね (接尾)
名詞に付いて,…するためのもの,…の料の意を表す。中古には,候補者の意に用いる。「高行くや速総別(ハヤブサワケ)の御襲(ミオスイ)―/古事記(下)」「この婿―によみて/伊勢 10」
大辞林 ページ 141359。