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きゅう-り キウ― [1] 【久離・旧離】🔗🔉

きゅう-り キウ― [1] 【久離・旧離】 江戸時代,不身持ちのため別居または失踪(シツソウ)した子弟に対し,目上の者が連帯責任を免れるため親族関係を断絶すること。欠け落ち久離。 →勘当

――を切・る🔗🔉

――を切・る 親子・親族などの関係を断つ。縁を切る。「配所の月久離きられずして二人みる物かは/浮世草子・一代男 2」

きゅうり-ちょう キウ―チヤウ [0] 【久離帳】🔗🔉

きゅうり-ちょう キウ―チヤウ [0] 【久離帳】 江戸時代,久離を許可したことを記した公儀の帳簿。

きゅう-り キウ― [1] 【旧里】🔗🔉

きゅう-り キウ― [1] 【旧里】 ふるさと。故郷。

きゅうり-きのう キウ― 【旧里帰農】🔗🔉

きゅうり-きのう キウ― 【旧里帰農】 ⇒人返(ヒトガエ)し

きゅう-り [1] キユウ― 【窮理】 ・ キウ― 【究理】 (名)スル🔗🔉

きゅう-り [1] キユウ― 【窮理】 ・ キウ― 【究理】 (名)スル (1)物事の道理・法則をきわめること。「工夫はなきかと心頭懸(ココロガ)け―する/西洋道中膝栗毛(魯文)」 (2)程朱(テイシユ)学の学問修養法の一。格物致知と同じく,個々の物に見いだされる理をおしひろめて万物の理,宇宙の本体に至ること。格物窮理。 →居敬(キヨケイ)

きゅうり-がく キユウ―・キウ― [3] 【窮理学・究理学】🔗🔉

きゅうり-がく キユウ―・キウ― [3] 【窮理学・究理学】 (1)江戸後期から明治初期にかけての物理学の称。 (2)程朱の窮理の学。

きゅうりずかい ―ヅカイ 【窮理図解】🔗🔉

きゅうりずかい ―ヅカイ 【窮理図解】 物理学の通俗的解説書である,「訓蒙窮理図解」の略。一巻。福沢諭吉著。1868年(明治1)刊。文明開化の波にのり,窮理学ブームをひき起こした。

きゅうりつう 【窮理通】🔗🔉

きゅうりつう 【窮理通】 物理学書。八巻。帆足(ホアシ)万里著。1836年成稿。全文出版は1926年(大正15)。近世西洋科学知識をもとに原暦・地球・引力など八編にまとめたもの。

きゅうりづかい キウリヅカヒ 【胡瓜遣】🔗🔉

きゅうりづかい キウリヅカヒ 【胡瓜遣】 滑稽本。仮名垣魯文作。1872年(明治5)刊。福沢諭吉「窮理図解」を滑稽化した作。文明開化期の東京風俗が読みとれる。

大辞林 ページ 142337