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き-りん [0] 【騏🔗🔉

き-りん [0] 【騏】 (1)一日に千里を走る馬。駿馬(シユンメ)。名馬。 (2)「麒麟(キリン)」に同じ。

――も老いぬれば駑馬(ドバ)に劣る🔗🔉

――も老いぬれば駑馬(ドバ)に劣る 〔戦国策(斉策)〕 駿馬も老いてはつまらぬ馬にも劣るように,すぐれた人物も老人になってしまうと,凡人にも劣るようになる。

き-りん [0] 【麒麟】🔗🔉

き-りん [0] 【麒麟】 (1)キリン科の哺乳類。脚と首が著しく長く,肩高3.6メートルほど,頭頂まで5.5メートルにも達し,陸生哺乳類中で最も背が高い。頭頂に一対または三〜五本の角をもつ。体は,栗色ないし黄褐色で,白い網目状の斑紋がある。時速50キロメートルに及ぶ速さで走ることができる。サハラ以南のアフリカにのみ産し,アカシアがまばらに生える草原に小さい群れですむ。ジラフ。 (2)中国古代の想像上の獣。体は鹿(シカ),尾は牛,ひづめは馬,額は狼。頭に肉に包まれた一本の角があり,体の毛は黄色,背には五彩の毛がある。翼をもってよく飛び,生草は踏まず,生物は食わないという。聖人が出て王道が行われた時に現れると伝えられる。一角獣。 〔一説に雄を「麒」,雌を「麟」とする〕 (3)俊才。麒麟児。 麒麟(2) [図]

きりん-かく 【麒麟閣】🔗🔉

きりん-かく 【麒麟閣】 中国,漢の武帝が長安の宮中に築いた高殿。麒麟を捕らえたのにちなんで命名したという。宣帝の時,霍光(カクコウ)ほか功臣一一名の肖像が飾られた。

きりん-けつ [2] 【麒麟竭】🔗🔉

きりん-けつ [2] 【麒麟竭】 アフリカ原産のユリ科の木本,竜血樹の樹幹からとれる濃紅色の樹脂。止血剤や染料とする。

きりん-ざ [0] 【麒麟座】🔗🔉

きりん-ざ [0] 【麒麟座】 〔(ラテン) Camelopardalis〕 二月中旬の宵,北天を通過する星座。最輝星でも光度四・四等で,あまり目立たない。

きりん-さい [2] 【麒麟菜】🔗🔉

きりん-さい [2] 【麒麟菜】 紅藻類スギノリ目の海藻。九州以南の暖海の岩礁上に生える。体は円柱状で不規則に分枝し,体形の変化が大きい。軟骨質で色は黄紅色・暗緑色など。食用。寒天の原料とする。リュウキュウツノマタ。

大辞林 ページ 142593