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くさずり-びき 【草摺引き】🔗🔉

くさずり-びき 【草摺引き】 曾我五郎と朝比奈が鎧(ヨロイ)の草摺を引き合って力比べをした故事。浄瑠璃・歌舞伎・歌謡などに取り入れられ,特に歌舞伎舞踊は一系統をなしてしばしば上演される。

くさせんり 【草千里】🔗🔉

くさせんり 【草千里】 阿蘇火山中央火口丘にある,烏帽子(エボシ)岳北斜面の火口跡。皿状の地形全体が草原をなす。草千里ヶ浜。

くさ-ぞうし ―ザウシ [3] 【草双紙】🔗🔉

くさ-ぞうし ―ザウシ [3] 【草双紙】 江戸中期から明治の初めにかけて作られた挿絵主体の仮名書きの読み物。子供向けの絵解き本に始まり,次第に大人向きのものになり,浄瑠璃の素材や遊里に題材を取り,洒落・滑稽を交えるものが出た。のち教訓物・敵討物が流行した。絵双紙。表紙の色や装丁によって,赤本・黒本・青本・黄表紙・合巻(ゴウカン)などに区別されるが,特に合巻のみをさす場合がある。

くさ-そてつ [3] 【草蘇鉄】🔗🔉

くさ-そてつ [3] 【草蘇鉄】 オシダ科の夏緑性シダ植物。山中に群生する。長さ約70センチメートルの二回羽状葉が束生し,秋,葉の中心から胞子葉が出る。若葉をコゴミと呼び,食用にする。コゴミ。ガンソク。ニワソテツ。 草蘇鉄 [図]

くさ-だ 【草田】🔗🔉

くさ-だ 【草田】 (1)雑草の茂った田。 (2)イネの生い茂った田。「露落つる―の穂さきうちなびき/夫木 12」

くさ-だい 【草代】🔗🔉

くさ-だい 【草代】 (1)「草役米(クサヤクマイ)」のこと。 (2)他村の者にその土地の草を刈らせる代償として受け取る米や銭。

くさたお クサタヲ 【草田男】🔗🔉

くさたお クサタヲ 【草田男】 ⇒中村(ナカムラ)草田男

くさ-だか 【草高】🔗🔉

くさ-だか 【草高】 近世,領内の土地から産出する米の収穫総高。 →現石(ゲンコク)

くさ-たけ [2][0] 【草丈】🔗🔉

くさ-たけ [2][0] 【草丈】 イネやムギ,また草などの高さ。

くさ-だち 【草質】🔗🔉

くさ-だち 【草質】 本草学で,草の性質をもつ植物の称。 →草本(ソウホン)

くさ-たばね 【草束】🔗🔉

くさ-たばね 【草束】 (1)油けも髪飾りもない女性の束ね髪。多く,喪中に結う。「仕合な娵(ヨメ)はくるくる―/柳多留 67」 (2)簡素に結った島田髷(マゲ)。江戸後期,京都祇園で流行。

大辞林 ページ 142804