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――を切・る🔗🔉

――を切・る (1)言い始める。また,大勢の中で最初に発言する。「妻の方から先に―・った」 (2)缶や樽(タル)などの封を切る。 (3)手綱をゆるめて馬を出発させる。「権三が馬は逸物(イチモツ)の―・つて角を入れ/浄瑠璃・鑓の権三(上)」

――を極(キワ)めて🔗🔉

――を極(キワ)めて ほめたりけなしたりするときに,最大級の言葉を使うさまをいう。ありったけの言葉で。「―ほめる」「―ののしる」

――を過ご・す🔗🔉

――を過ご・す (1)言わなくてもよいことを言う。余計なことを言う。言いすごす。「兄弟子に口過ごす涎(ヨダレ)くりめを/浄瑠璃・菅原」 (2)生計をたてる。「われ鍋にとぢ蓋の女夫(メオト)が―・しかね/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」

――を酸(ス)っぱくする🔗🔉

――を酸(ス)っぱくする 何度も繰り返し意見する。口を酸(ス)くする。「―して言っても,言うことをきかない」

――を滑(スベ)ら・す🔗🔉

――を滑(スベ)ら・す 言ってはいけないことや,余計なことをついうっかりしゃべる。

――を揃(ソロ)・える🔗🔉

――を揃(ソロ)・える 別々の人が皆同じ内容のことを言う。「―・えて反対する」

――を出・す🔗🔉

――を出・す 他人の会話に割り込んでものを言う。さし出口をする。「横から―・すな」

――を叩(タタ)・く🔗🔉

――を叩(タタ)・く 口数多くしゃべる。言いたい放題のことを言う。「大きな―・く」

――を垂(タ)・る🔗🔉

――を垂(タ)・る 自分を卑下した言い方をする。「加判してもらへば五人組年寄に―・れ/浮世草子・織留 2」

――を衝(ツ)いて 出る🔗🔉

――を衝(ツ)いて 出る すらすらと口から言葉が出る。また,無意識に思いがけない言葉が出る。「次から次へと秀句が―出る」「悲痛な叫びが―出た」

――を噤(ツグ)・む🔗🔉

――を噤(ツグ)・む 口をむすんでものを言わない。

――を慎(ツツシ)・む🔗🔉

――を慎(ツツシ)・む 余計なことや出過ぎたことを言わない。

――を尖(トガ)ら・す🔗🔉

――を尖(トガ)ら・す 唇を突き出して,怒ったり口論したりする。また,不満そうな顔をする。

大辞林 ページ 142888