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くも-みず ―ミヅ 【雲水】🔗🔉

くも-みず ―ミヅ 【雲水】 (雲や水のように)ゆくえが定まらないこと。うんすい。「上り下るや―の身は定めなき習ひかな/謡曲・船弁慶」

くも-ゆき [0] 【雲行き】🔗🔉

くも-ゆき [0] 【雲行き】 (1)雲の動いていく様子。天候の具合。 (2)物事の成り行き。物事の情勢。多く,悪化しそうな場合に用いる。

――が怪(アヤ)し・い🔗🔉

――が怪(アヤ)し・い (1)天候が悪くなりそうだ。 (2)物事のなりゆきや情勢が悪い方へ向かいそうだ。

くもらう ―フ 【曇らふ】 (連語)🔗🔉

くもら ―フ 【曇らふ】 (連語) 〔動詞「くもる」に継続の助動詞「ふ」の付いたもの〕 あたり一面くもっている。「天つみ空は―ひにつつ/万葉 2322」

くもら・す [3] 【曇らす】🔗🔉

くもら・す [3] 【曇らす】 ■一■ (動サ五[四]) (1)くもるようにする。「来年の今月今夜になつたならば,僕の涙で必ず月は―・して見せる/金色夜叉(紅葉)」 (2)くもりができるようにする。くもらせる。「ガラスに息を吹きかけて―・す」 (3)顔つきや声などを,心配や悲しみをたたえたさまにする。くもらせる。「悲しい知らせに顔を―・す」 ■二■ (動サ下二) ⇒くもらせる

くもら・せる [4] 【曇らせる】 (動サ下一)[文]サ下二 くもら・す🔗🔉

くもら・せる [4] 【曇らせる】 (動サ下一)[文]サ下二 くもら・す 「くもらす」に同じ。「顔を―・せる」

くもらわ・し クモラハシ 【曇らはし】 (形シク)🔗🔉

くもらわ・し クモラハシ 【曇らはし】 (形シク) 曇ったようすをしている。また,曇り空の色のようである。「そら色の紙の―・しきに書い給へり/源氏(澪標)」

くもり [3] 【曇(り)】🔗🔉

くもり [3] 【曇(り)】 (1)雲が空をおおっていること。気象庁では,雲量九以上で,雨の降らない天気を曇りとしている。「―のち晴れ」「―日」 (2)ガラスなど透明なものや反射するものの表面に水滴やよごれがついて,はっきり見えないこと。ぼんやりしていること。 (3)光・形・色・声などが,はっきりしないこと。かげり。「声に―がある」 (4)気持ちがはればれしないこと。わだかまりがあること。「満面の―は拭消(ヌグイケ)されなかつた/社会百面相(魯庵)」 (5)(法律上や道義的に)疑われるようなことがあること。また,そのような疑い。「―なき身」

大辞林 ページ 143002