複数辞典一括検索+

こころ-ど 【心ど】🔗🔉

こころ-ど 【心ど】 気力。気合。「妹を見ず越(コシ)の国辺(クニヘ)に年経(フ)れば我(ア)が―の和(ナ)ぐる日もなし/万葉 4173」

こころ-とがめ [4] 【心咎め】🔗🔉

こころ-とがめ [4] 【心咎め】 うしろめたい気持ち。

こころ-と・し 【心疾し】 (形ク)🔗🔉

こころ-と・し 【心疾し】 (形ク) 理解がはやい。気がきいている。賢明である。「平中,―・き者にて/今昔 30」

こころ-な・い [4] 【心無い】 (形)[文]ク こころな・し🔗🔉

こころ-な・い [4] 【心無い】 (形)[文]ク こころな・し □一□ (1)思慮がない。分別がない。 ⇔心ある 「―・い子供たちのいたずら」 (2)他に対する思いやりがない。「当人の将来を考えぬ―・い仕打ち」 (3)趣を解さない。物の風情(フゼイ)がわからない。「桜の枝を折る―・い人」 □二□ (1)(無生物について)知・情・意をそなえていない。「木は此れ―・し。何(イカ)でか音(コエ)を出ださんや/今昔 12」 (2)関心がない。熱意がない。「書に―・し/胆大小心録」 ⇔心あり [派生] ――さ(名)

こころ-なが・し 【心長し】 (形ク)🔗🔉

こころ-なが・し 【心長し】 (形ク) (1)長い間,同じ気持ちでいるさま。「あるが中に―・かりける喜び/宇津保(国譲上)」 (2)安心している。「―・う養生をして/狂言・武悪(虎寛本)」

こころ-なし [0] 【心做し・心成し】🔗🔉

こころ-なし [0] 【心做し・心成し】 自分の気のせいでそう思えること。思い做し。「―寂しそうに見える」

こころなし-か 【心做しか】 (連語)🔗🔉

こころなし-か 【心做しか】 (連語) 気のせいか。心なし。「―少しやせたようだ」

こころ-なし 【心無し】🔗🔉

こころ-なし 【心無し】 思慮・分別のないこと。また,その人。「然(サ)る―は生きても何(イカ)にかはせん/今昔 19」

こころ-ならず 【心ならず】 (連語)🔗🔉

こころ-なら 【心ならず】 (連語) (1)自分の気持ち・意志に反しているさま。「―ぬ里居十日ばかりするにも/讃岐典侍(上)」 (2)思い通りにできないさま。「うき世はたれも―ねば/千載(雑中)」 (3)気が気でない。「―ざる胸騒ぎ/歌舞伎・小袖曾我」 (4)無意識にするさま。「―ずに母走り向ひ/曾我 7」

大辞林 ページ 144181