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こわ・い コハイ [2] 【怖い・恐い】 (形)[文]ク こは・し🔗⭐🔉
こわ・い コハイ [2] 【怖い・恐い】 (形)[文]ク こは・し
〔「強(コワ)い」と同源〕
(1)危害を加えられそうで逃げ出したい感じだ。自分に危険なことが起こりそうで身がすくむ思いだ。「―・いもの見たさ」「―・い顔」「雷が―・い」
(2)悪い結果が予想されて不安だ。先行きが心配で避けたい。「相場は―・いから手を出さない」「今はいいが,あとが―・い」
(3)軽視できない。予想以上に大した力をもっている。「やはり専門家は―・い」「一念というのは―・いもので,とうとうやりとげた」
〔「おそろしい」に似ているが,それより主観性が強く,また口語的である。「おっかない」はさらに口語的で東日本に用いられる〕
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)
怖いもの知らず🔗⭐🔉
怖いもの知らず
自信に満ちて何物も恐れないこと。また,無鉄砲なこと。「―の新人」
怖いもの無し🔗⭐🔉
怖いもの無し
恐れはばかるものがなく,わがまま勝手にふるまうさま。「―の若殿」
怖いもの見たさ🔗⭐🔉
怖いもの見たさ
こわいものは,かえって好奇心を刺激されて見たくなるということ。「―にのぞいてみる」
こわ・い コハイ [2] 【強い】 (形)[文]ク こは・し🔗⭐🔉
こわ・い コハイ [2] 【強い】 (形)[文]ク こは・し
〔「怖(コワ)い」と同源〕
(1)(物が)かたくて処理しにくい。弾力がない。「―・い毛」「―・い飯」
(2)気が強くて,こちらの思い通りにならない。強情だ。「情の―・い奴ぢやな/阿部一族(鴎外)」
(3)疲れる。骨が折れる。「この仕事は―・い」
(4)つよくはげしい。たけだけしい。「疾き足をいたして―・き力をはげみて/宇津保(俊蔭)」
(5)征服するのが困難だ。手に余る。「―・き物の怪にあづかりたる験者/枕草子 157」「坂の―・きを登り侍りしかば/大鏡(道長)」
(6)生硬だ。こなれていない。無骨だ。「この文の言葉いとうたて―・くにくげなるさまを/源氏(若菜上)」
[派生] ――げ(形動)
こわ-いい コハイヒ 【強飯】🔗⭐🔉
こわ-いい コハイヒ 【強飯】
米を甑(コシキ)で蒸しためし。粘り気がなくかたい。「御粥・―めして/源氏(末摘花)」
大辞林 ページ 144599。