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ざ-しき [3] 【座敷】🔗🔉

ざ-しき [3] 【座敷】 〔昔の家は板敷で,円座や上げ畳などを敷いて座ったところから〕 (1)来客に応対するための畳敷きの部屋。客間。また,板敷に対して,畳が敷いてある部屋。「―に通される」 (2)(多く「お座敷」の形で)芸人・芸者などが客に招かれて出る席。酒席。「お―がかかる」「お―を勤める」 (3)居所。ありどころ。「扇は風に吹けて―にたまらず/平家(一八・長門本)」

ざしき-あんどん [4] 【座敷行灯】🔗🔉

ざしき-あんどん [4] 【座敷行灯】 茶席で用いる行灯。 →露地行灯

ざしき-おどり ―ヲドリ [4] 【座敷踊り】🔗🔉

ざしき-おどり ―ヲドリ [4] 【座敷踊り】 揚屋の大座敷などで遊女が大勢で踊ること。

ざしき-ぎ [3] 【座敷着】🔗🔉

ざしき-ぎ [3] 【座敷着】 芸者・芸人などが,客席に出るときに着る着物。

ざしき-げい [3] 【座敷芸】🔗🔉

ざしき-げい [3] 【座敷芸】 酒宴の席などで,座興に演じる芸。

ざしき-こじき [4] 【座敷乞食】🔗🔉

ざしき-こじき [4] 【座敷乞食】 連歌師・俳諧師を卑しんでいった語。

ざしき-じょうるり ―ジヤウ― [4] 【座敷浄瑠璃】🔗🔉

ざしき-じょうるり ―ジヤウ― [4] 【座敷浄瑠璃】 宴席などに招かれて座興に語る浄瑠璃。本来は高座(コウザ)にも座らず,肩衣(カタギヌ)もつけず,見台(ケンダイ)も用いなかったが,今は素(ス)浄瑠璃をいい,肩衣をつけ,見台を置いて語る場合が多い。

ざしき-じょちゅう ―ヂヨ― [4] 【座敷女中】🔗🔉

ざしき-じょちゅう ―ヂヨ― [4] 【座敷女中】 料理屋・旅館などで,座敷に出て客に接する女中。

ざしき-のう [3] 【座敷能】🔗🔉

ざしき-のう [3] 【座敷能】 座敷で上演する能。舞台で演じられる能に対していう。

ざしき-のぼり [4] 【座敷幟】🔗🔉

ざしき-のぼり [4] 【座敷幟】 端午の節句に座敷の中に飾る小さな幟。[季]夏。

ざしき-もち [0] 【座敷持(ち)】🔗🔉

ざしき-もち [0] 【座敷持(ち)】 (1)宴席で,一座の興をうまくもりあげること。「―のいい芸者」 (2)〔専用の座敷を持ったことから〕 江戸中期以後,新吉原の遊里における上位の遊女。小見世(コミセ)では最高位。大見世では部屋持ちの上位。自分の座敷を持ち,そこで客をもてなした。

大辞林 ページ 144943