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しぜん-じしん ―ヂ― [4] 【自然地震】🔗🔉

しぜん-じしん ―ヂ― [4] 【自然地震】 自然現象として発生する通常の地震。人工地震と対比していう。

しぜん-しつぎょうりつ ―シツゲフ― [6] 【自然失業率】🔗🔉

しぜん-しつぎょうりつ ―シツゲフ― [6] 【自然失業率】 いかなる財政金融政策を用いても,いかなる賃金水準においても,解消できない非自発的失業者の割合。

しぜん-しゃかい ―クワイ [4] 【自然社会】🔗🔉

しぜん-しゃかい ―クワイ [4] 【自然社会】 地縁・血縁によって成立している社会。原始社会だけをさすこともある。 ⇔人為社会

しぜん-しゅうきょう ―ケウ [4] 【自然宗教】🔗🔉

しぜん-しゅうきょう ―ケウ [4] 【自然宗教】 (1)神の超越的なはたらきによる宗教(啓示宗教)に対し,人間の自然の本性,すなわち理性に基づく宗教。一八世紀以後の啓蒙思潮や理神論の考える宗教がその代表。 →啓示宗教 (2)原始的・自然発生的な宗教。アニミズム・呪物崇拝などの素朴な信仰の総称。

しぜん-しゅぎ [4] 【自然主義】🔗🔉

しぜん-しゅぎ [4] 【自然主義】 〔naturalism〕 (1)〔哲〕 存在や価値の根本に自然を考える立場の総称。一般に,超自然的なもの(理想・規範・超越者など)の独自性を認めず,自然的なもの(物質・感覚・衝動・生命など)を基盤にして物事をとらえる。(ア)倫理学で,善や規範を超越的な原理からではなく,感覚的経験から導出する説。また,内的あるいは外的自然に即した生活を旨とする主義。(イ)宗教上では,汎神(ハンシン)論にほぼ同じ。 (2)一九世紀後半に興った文芸思潮。観察を標榜する近代のリアリズム(写実主義)の延長上に,これを科学的に徹底し,理想化を排し人間の生の醜悪・瑣末(サマツ)な相までをも描出する。フランスのゾラ・モーパッサンなどが代表。この影響のもとに,日本では明治後期に島崎藤村・田山花袋などが輩出した。 (3)美術で,自然の事物を忠実に再現しようとする作画態度。古典ギリシャの美術などにもみられるが,特に一七世紀イタリアのカラバッジョやその後継者たち,さらには一九世紀中頃のテオドール=ルソーらバルビゾン派や一九世紀後半のクールべらの写実主義をさす。

しぜん-じょうたい ―ジヤウ― [4] 【自然状態】🔗🔉

しぜん-じょうたい ―ジヤウ― [4] 【自然状態】 社会契約説において,個人相互の社会契約に基づく国家の形成以前に,諸個人が置かれていると論理的・歴史的に想定される状態。自然権の無制限な行使による戦争状態であるとしたり(ホッブス),理性によって生活を営む自由で平等な状態であるとする(ロック)など論者によって異なる。

大辞林 ページ 145625