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じょうど-きょう ジヤウ―ケウ [0] 【浄土教】🔗🔉

じょうど-きょう ジヤウ―ケウ [0] 【浄土教】 衆生(シユジヨウ)を済度(サイド)するという阿弥陀の本願を信じ,ひたすら念仏を唱えれば,死後極楽浄土に往生できると説く教え。無量寿経・観無量寿経・阿弥陀経などに基づいており,中国で発達した。日本には奈良時代に伝わり,平安時代に円仁・源信・空也などが現れ,末法思想の流行とともに広まった。法然の浄土宗,親鸞(シンラン)の浄土真宗,一遍の時宗などはこれに属する。浄土思想。

じょうど-ごそ ジヤウ― [4] 【浄土五祖】🔗🔉

じょうど-ごそ ジヤウ― [4] 【浄土五祖】 〔仏〕 中国浄土教の五人の高僧。曇鸞(ドンラン)・道綽(ドウシヤク)・善導・懐感・少康。

じょうど-さんぶきょう ジヤウ―キヤウ [6] 【浄土三部経】🔗🔉

じょうど-さんぶきょう ジヤウ―キヤウ [6] 【浄土三部経】 浄土門で尊重する三部の経典。すなわち,無量寿経・観無量寿経・阿弥陀経の三つ。

じょうど-しゅう ジヤウ― [3] 【浄土宗】🔗🔉

じょうど-しゅう ジヤウ― [3] 【浄土宗】 平安末期,法然が浄土三部教や浄土論に基づいて創始した浄土教の一派。阿弥陀仏の本願に頼り,もっぱら念仏を唱えて極楽に往生することを教義とする。浄土専念宗。 →浄土の五流

じょうど-しんしゅう ジヤウ― [4] 【浄土真宗】🔗🔉

じょうど-しんしゅう ジヤウ― [4] 【浄土真宗】 鎌倉初期,法然の弟子の親鸞が創始した浄土教の一派。阿弥陀仏の力で救われる絶対他力を主張し,信心だけで往生できるとする。本願寺派・大谷派・高田派・仏光寺派・木辺派・興正派・出雲路派・山元派・誠照寺派・三門徒派の一〇派に分かれる。真宗。一向宗。門徒宗。

じょうど-すごろく ジヤウ― [4] 【浄土双六】🔗🔉

じょうど-すごろく ジヤウ― [4] 【浄土双六】 絵双六の最も古いもの。江戸初期ごろから流行。「南・無・分・身・諸・仏」と刻んだ賽(サイ)を用い,南閻浮州(ナンエンブシユウ)を振り出しとし,浄土を上がりとする。 浄土双六 [図]

じょうど-ていえん ジヤウ―ン [4] 【浄土庭園】🔗🔉

じょうど-ていえん ジヤウ―ン [4] 【浄土庭園】 日本庭園の様式の一。平安後期に成立。大池泉を中心にハスなどを植えて西方極楽浄土を表現しようとしたもの。宇治の平等院庭園,平泉の毛越寺庭園が代表的。

大辞林 ページ 146601