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すっぱ 【素っ破・透っ波】🔗🔉

すっぱ 【素っ破・透っ波】 (1)戦国時代,武家に仕えた間者。スパイ。忍びの者。乱波(ラツパ)。「敵地へ罷り越し候へと,晴信公―共に直に仰せ付けられ/甲陽軍鑑(品二二)」 (2)ぬすびと。こそどろ。すり。詐欺師。ぺてん師。「おのれは最前の―ではないか,おのれこそ―なれ/狂言・真奪(虎寛本)」 (3)うそ。また,うそつき。「おぼこな顔してといふ―は少し/洒落本・秘事真告」

すっぱ-ぬき [0] 【素っ破抜き】🔗🔉

すっぱ-ぬき [0] 【素っ破抜き】 (1)他人の秘密や隠しごとを突然あばくこと。 (2)刀などをだしぬけに抜くこと。「御酒のうへで―して怪我人もありましたから/滑稽本・続膝栗毛」

すっぱ-の-かわ ―カハ 【透っ波の皮】🔗🔉

すっぱ-の-かわ ―カハ 【透っ波の皮】 かたり。すり。盗賊。すっとの皮。「此の道の―に出合い/浮世草子・二十不孝 3」

すっぱ・い [3] 【酸っぱい】 (形)🔗🔉

すっぱ・い [3] 【酸っぱい】 (形) 酢のような味がする。酸い。「―・い梅干し」 [派生] ――が・る(動ラ五[四])――さ(名)――み(名)

すっ-ぱだか [3] 【素っ裸】🔗🔉

すっ-ぱだか [3] 【素っ裸】 〔「すっ」は接頭語〕 (1)衣類を何も身に着けていない,全くのはだか。まるはだか。まっぱだか。あかはだか。「―になる」 (2)財産などをすべて失って身一つになってしまうこと。裸一貫。

すっぱ-と [3] (副)🔗🔉

すっぱ-と [3] (副) 「すっぱり{(1)}」に同じ。「大根を―切る」

ずっぱ-と [3] (副)🔗🔉

ずっぱ-と [3] (副) 勢いよく切るさま。ずばっと。「右の腕(カイナ)を―切つて切り落す/浄瑠璃・大職冠」

すっぱ-ぬ・く [4] 【素っ破抜く】 (動カ五[四])🔗🔉

すっぱ-ぬ・く [4] 【素っ破抜く】 (動カ五[四]) (1)人の秘密などをあばいて明るみに出す。「内幕を―・く」 (2)刃物を不意に抜く。「ならぬと申すと―・き/歌舞伎・四谷怪談」

すっぱ-み [0][4] 【酸っぱみ・酸っぱ味】🔗🔉

すっぱ-み [0][4] 【酸っぱみ・酸っぱ味】 酸っぱい程度。酸っぱい味。酸っぱさ。 〔「み」は接尾語。「味」は当て字〕

大辞林 ページ 147345