スワンメルダム Jan Swammerdam (1637-1680) オランダの博物学者。顕微鏡による昆虫の精密・正確な解剖図を残し，昆虫分類の基礎を築く。赤血球を初めて記載。また，リンパ管の弁を発見した。

すん [1] 【寸】 （１）尺貫法の長さの単位。一尺の一〇分の一。約3.03センチメートル。 （２）長さ。丈(タケ)。「―が足りない」「―は一尺四寸五分/浄瑠璃・長町女腹切（上）」 （３）ごくわずかな数や量。「―の間」「―の油断も候はず/御伽草子・猫」

――が詰(ツ)ま・る 丈が短くなる。また，普通のものより丈が短い。「洗濯したら―・った」「―・った洋服」

――を(マ)げて尺(シヤク)を信(ノ)ぶ 〔「淮南子（氾論訓）」から。「」は屈，「信」は伸の意〕 小事にこだわらずに大事を成し遂げる。小利を捨てて大利をとる。寸を屈して尺を伸ぶ。

ずん 【順】 「じゅん」を直音表記した語。「―の舞」「―の和歌」 →順(ジユン)

ずん 【髄】 〔「ずい（髄）」の転〕 中心。まん中。「(カメノオ)の―に是ほどな疣(イボ)がある/浄瑠璃・新版歌祭文」

すん-い [1] 【寸意】 わずかな気持ち。寸志。

すん-いん [0] 【寸陰】 わずかな時間。「―を惜んでの刻苦勉強に学業の進みも著るしく/浮雲（四迷）」

すん-おん [0] 【寸恩】 わずかな恩。ごくわずかな恩恵。

すん-か [1] 【寸暇】 わずかの暇。「―を惜しんで研究する」

スンガ uga ⇒シュンガ

すん-がり [0] 【寸借り】 「すんしゃく（寸借）」に同じ。

スンガリー Sungari ⇒松花江(シヨウカコウ)

すん-かん [0] 【寸間・寸閑】 わずかの暇。寸暇。「―を得ず」

すん-かん [0] 【寸感】 ちょっとした感想。「演劇―」