ずん-ぎり [0] 【寸切り】 〔「寸」は「ずん（髄）」の当て字という〕 （１）筒形の物を横にまっすぐに切ること。また，そのもの。輪切り。筒切り。ずんど切り。「―の丸木の枕/浮世草子・咲分五人」 （２）頭部を水平に切った，筒形の花器や茶入れ。

スンクス [1] suncus （１）実験動物化された食虫類ジャコウネズミの俗称。主に，神経系，消化器系，生殖器系の実験に用いられる。 （２）食虫目トガリネズミ科ジャコウネズミ属の哺乳類の総称。

ずんぐり [3] （副）スル 背が低くて太っているさま。太くて短いさま。「―した胴の長い半身を/あめりか物語（荷風）」「―（と）した壺」

ずんぐり-むっくり [5][7] （副）スル 「ずんぐり」を強めていう語。「―（と）した人」

すん-げき [0] 【寸隙】 （１）ごくわずかな暇。寸暇。 （２）わずかなすき間。

すん-げき [0] 【寸劇】 上演時間のごく短い演劇。座興に演じる軽演劇。

すん-けん [0] 【寸見】 （名）スル ちょっとのぞいて見ること。

すん-げん [0] 【寸言】 短いが，深い意味のある言葉。

すん-こう [0] 【寸口】 漢方で，手首の脈所。

すん-こう [0] 【寸功】 わずかの功績。また，自分の立てた手柄をへりくだっていう語。

すん-こう ―カウ [0] 【寸考】 （名）スル ちょっと考えること。

すん-ごう ―ガウ [0] 【寸毫】 〔「毫」は細い毛の意〕 ほんのわずか。ごく少し。「決意は―も揺るがない」

すん-こく [0] 【寸刻】 わずかの時刻。寸時。「―を惜しむ」

すん-ころ [3] 【寸頃】 長さの具合。頃合いの長さ。身長・刀身などにいう。「某(ソレガシ)は―もよし/狂言・粟田口（虎寛本）」

スンコロク [3] 〔スワンカロークの転〕 タイ，特に中北部のスワンカローク産の古陶磁器の総称。桃山時代から江戸初期に灰釉・鉄絵の蓋物などが輸入され，茶器として用いられた。 〔「宋胡録」「寸古録」とも書く〕