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そこ-もと [2] 【其処許・其許】 (代)🔗🔉

そこ-もと [2] 【其処許・其許】 (代) (1)指示代名詞。その所。そこ。「―に紙の端にかきて,かくおしつく/蜻蛉(下)」 (2)二人称。武士が使った。そなた。お前。「―呼びに参つたは/浄瑠璃・博多小女郎(上)」 〔近世前期は軽い敬語。後期は目下に多く使った〕

そこ-もの [0] 【底物】🔗🔉

そこ-もの [0] 【底物】 海底にいる魚。底魚(ソコウオ)。ヒラメ・カレイ・コチなど。

そこ-ゆえ ―ユ 【其処故】 (連語)🔗🔉

そこ-ゆえ ―ユ 【其処故】 (連語) そこで。それゆえ。「語り放(サ)け見放(サ)くる人目ともしみと思ひし繁し,―に心和(ナ)ぐやと/万葉 4154」

そこ-ら [2] 【其処ら】 (代)🔗🔉

そこ-ら [2] 【其処ら】 (代) 中称の指示代名詞。 (1)その辺。そこいら。「―にあるのを持って行く」「そんじょ―」 (2)その程度。「―が彼の実力だろう」

そこら-あたり [4] 【其処ら辺り】 (代)🔗🔉

そこら-あたり [4] 【其処ら辺り】 (代) 中称の指示代名詞。 (1)そこら。その辺。そこら辺。「―にあるだろう」 (2)その程度。「まあ―が適当でしょう」

そこ-ら (副)🔗🔉

そこ-ら (副) (1)数量の多いさま。それほどたくさん。「―の年比(トシゴロ),―の金(コガネ)給て/竹取」 (2)程度のはなはだしいさま。たいそう。「顔は―けさうじたりつれど/大鏡(藤氏物語)」

そこら-く (副)🔗🔉

そこら-く (副) 十分に。幾度も。「このくしげ開くなゆめと―に堅めしことを/万葉 1740」

そこり 【底り】🔗🔉

そこり 【底り】 〔動詞「底る」の連用形から〕 潮がひいて底があらわれること。潮干。「―でござりますから,大桟橋からめしまし/洒落本・客衆肝照子」

そこ・る 【底る】 (動ラ四)🔗🔉

そこ・る 【底る】 (動ラ四) 〔「底」の動詞化〕 潮がひいて海底があらわれる。干上がる。「さす,ひく,―・る,にじる,程,深くさがせし辰巳の園/人情本・辰巳園(後)」

そこ-われ [0] 【底割れ】 (名)スル🔗🔉

そこ-われ [0] 【底割れ】 (名)スル 景気や株価の低迷が続き,一段落したと思われてから,さらに悪化すること。 →底入れ →底離れ

大辞林 ページ 148240