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だい-みょう ―ミヤウ [3] 【大名】🔗🔉

だい-みょう ―ミヤウ [3] 【大名】 (1)江戸時代,将軍直臣で知行一万石以上の武士。単に大名という場合はこれをさす。ほぼ二六〇〜二七〇家あり,その経歴により親藩・譜代・外様に,また所領の規模により国主(国持ち)・準国主・城主・城主格・無城などに区分された。国大名。 (2)平安末から鎌倉時代,多くの名田を持つ田堵(タト)・名主の称。 (3)鎌倉時代,大きな所領を有し,多くの家の子・郎党を従えた武士。 →小名 (4)室町時代,管国内の武士を家臣化し,領国支配を強化した守護。守護大名。 (5)戦国時代,守護大名を倒して強力な支配を行なった大領主。戦国大名。

だいみょう-あずけ ―ミヤウアヅケ [5] 【大名預け】🔗🔉

だいみょう-あずけ ―ミヤウアヅケ [5] 【大名預け】 江戸時代,幕府が罪人を大名に預けて監禁させた制度。

だいみょう-おろし ―ミヤウ― [5] 【大名下ろし】🔗🔉

だいみょう-おろし ―ミヤウ― [5] 【大名下ろし】 中骨に身を多く残すようにして魚を三枚におろすこと。ぜいたくなおろし方であることからいう。

だいみょう-がい ―ミヤウガヒ [0] 【大名買い】🔗🔉

だいみょう-がい ―ミヤウガヒ [0] 【大名買い】 売り手の言うままの値段で品物を買うこと。

だいみょう-がし ―ミヤウ― [0] 【大名貸し】🔗🔉

だいみょう-がし ―ミヤウ― [0] 【大名貸し】 江戸時代,藩財政の窮乏した大名に金融業者が蔵米などを担保に金を貸したこと。また,その人。

だいみょう-かぞく ―ミヤウクワ― [5] 【大名華族】🔗🔉

だいみょう-かぞく ―ミヤウクワ― [5] 【大名華族】 江戸時代の大名で,明治維新後に華族になった者。 →公家(クゲ)華族

だいみょう-ぎょうれつ ―ミヤウギヤウ― [5] 【大名行列】🔗🔉

だいみょう-ぎょうれつ ―ミヤウギヤウ― [5] 【大名行列】 江戸時代,大名が参勤交代で江戸と国元とを往復する際の,規定の儀式・警備をもって行う行列。規模は時代や家格・石高などにより異なるが,出陣の隊形をとり,髭奴を筆頭に金紋先箱・槍持ち・徒士など前駆が続き,大名の駕籠を馬回り・近習などが固め,草履取り・傘持ち・茶坊主・騎馬などが続いた。

だいみょう-けんどん ―ミヤウ― [5] 【大名倹飩】🔗🔉

だいみょう-けんどん ―ミヤウ― [5] 【大名倹飩】 主に大名の紋や船などを描いた漆絵がある器に入れて出された倹飩。

だいみょう-じま ―ミヤウ― [0] 【大名縞】🔗🔉

だいみょう-じま ―ミヤウ― [0] 【大名縞】 細かい縦縞。多くは,縞糸二本に地糸六本の繰り返し。大名筋。 →縞

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