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ただ-ならず 【徒ならず・只ならず】 (連語)🔗🔉

ただ-なら 【徒ならず・只ならず】 (連語) (1)普通ではない。ひととおりではない。ただならぬ。 (2)並はずれてすぐれている。「ものふりたる森のけしきも―ぬに/徒然 24」 (3)妊娠した様子である。「かの女君,夢の事ありしに,―ずなりにけり/宇津保(俊蔭)」

ただ-ならぬ 【徒ならぬ】 (連語)🔗🔉

ただ-ならぬ 【徒ならぬ】 (連語) (1)普通ではない。ただごとではない。何かいわくありげである。「―気配」「―顔色」 (2)(「啻ならぬ」とも書く)程度がはなはだしい。それどころではない。

ただなり-に 【唯なりに】 (副)🔗🔉

ただなり-に 【唯なりに】 (副) 事がある方向に急変するさま。ひたすら。「―花の都,田舎になるこそかなしけれ/平家 5」

たたなわ・る タタナハル 【畳なはる】🔗🔉

たたなわ・る タタナハル 【畳なはる】 ■一■ (動ラ四) 幾重にも重なる。「登り立ち国見をせせば―・る青垣山/万葉 38」 ■二■ (動ラ下二) {■一■}に同じ。「よれたる下うち―・れたる,いとめでたし/宇津保(蔵開上)」

ただ-に [1] 【唯に】 (副)🔗🔉

ただ-に [1] 【唯に】 (副) 単に。ただ。下に「だけ」「のみ」などを伴い,否定の表現と呼応して用いる。「―味方を損なうのみならず,敵を益するものである」

ただ-の-いん ―ン 【多田院】🔗🔉

ただ-の-いんン 【多田院】 兵庫県川西市にあった寺。970年多田(源)満仲が創設し,源氏の菩提所となった。現在,多田神社という。

ただ-のり [0] 【只乗り】 (名)スル🔗🔉

ただ-のり [0] 【只乗り】 (名)スル 運賃を払わずに乗り物に乗ること。無賃乗車。 →薩摩守(サツマノカミ)

ただのり 【忠度】🔗🔉

ただのり 【忠度】 能の一。二番目物。世阿弥作。「平家物語」や「源平盛衰記」に基づく。源平の合戦で討ち死にした平忠度の霊が,自分の詠歌が「千載集」に「読人知らず」として入集されたことに対する苦情を訴え,勇壮な最期を見せるという筋。

大辞林 ページ 148785