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たら [1] 【🔗🔉

たら [1] 【⇒たらのき(木)

たら [1] 【鱈・大口魚】🔗🔉

たら [1] 【鱈・大口魚】 タラ目タラ科に属する魚の総称。日本近海にはマダラ・スケトウダラ・コマイの三種がいる。全長30〜120センチメートル。一般的に体形はやや延長し,前半部は太く,後半部に向かい細くなる。背びれは三つで尻びれは二つ。水産上の重要魚。北洋に広く分布。マダラ。[季]冬。 鱈 [図]

たら (助動)🔗🔉

たら (助動) 完了の助動詞「た」の仮定形。 →た(助動)

たら (副助)🔗🔉

たら (副助) 〔「とやら」の転。近世上方語〕 漠然と指示するのに用いる。とか。「それから江戸をたつて,鈴が森―いふとこへ来て/滑稽本・膝栗毛 5」

たら🔗🔉

たら 〔「といったら」の転。「ったら」の形で用いられることが多い〕 ■一■ (係助) 名詞,動詞・形容詞,一部の助動詞の終止形,形容動詞・助動詞「そうだ」の語幹に接続する。 (1)軽い非難・軽蔑,または親しみの気持ちをこめて,話題として提示する。「おとうさん―,なかなか起きないのよ」「あの店っ―,サービスが悪いんだから」 (2)異常な性状であることを述べる場合,それがどんな点についてであるかを驚きの気持ちをこめて提示する。「たらない」の形でも用いられる。「あの痛さっ―,何ともいいようがない」「この店のそばは,おいしいっ―,天下一品だ」「ほんとうにうるさいっ―ないね」 ■二■ (終助) (1)名詞および活用語の終止形に付く。(ア)じれったい気持ちで呼びかける。「あなたっ―。返事ぐらいしてよ」「早く早く,お母さん―」(イ)意味を強めて言い切る。「いやだっ―」「私がするっ―」 (2)活用語の言い切りの形(時には連用形や助詞「て」など)に付く。命令・要求などを表す文に多く用いられ,自分の意向がなかなか相手に通じないことをいらだたしく思う気持ちをこめていう。「早く起きなさいっ―」「もっと静かにっ―」「今日はゆっくりしてっ―」

大辞林 ページ 148993