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ちゅうろん 【中論】🔗⭐🔉
ちゅうろん 【中論】
仏教書。竜樹の「中頌(根本中頌)」に青目(シヨウモク)が注釈したもの。四巻。409年鳩摩羅什(クマラジユウ)訳。あらゆる見解に対するとらわれを否定し,徹底した中道を説く。三論の一。中観論。正観論。
ちゅう-わ [0] 【中和】 (名)スル🔗⭐🔉
ちゅう-わ [0] 【中和】 (名)スル
(1)かたよらないこと。中正であること。調和がとれていること。
(2)異なった性質の物がまざり合い,各々の性質があらわれなくなること。「ちょっとしたジョークが緊迫した空気を―する」
(3)酸と塩基が反応して,互いの性質を打ち消しあうこと。また,その反応。通常,水溶液中で酸と塩基が中和すると,水と塩(エン)を生じる。「酸とアルカリが―する」
(4)毒あるいは毒素を,適当な抗毒素を用いて無毒化すること。
(5)等しい量の正電荷と負電荷が一つになって,全体として電荷をもたなくなること。
(6)〔言〕
〔neutralization〕
音韻論や歴史言語学で音素の対立が解消する現象。英語の t と d は有気音であるかないかという点で対立しているが,s のあとではいずれも無気音になってしまい,気息音の有無という対立は解消してしまう。
ちゅうわ-こうたい ―カウ― [4] 【中和抗体】🔗⭐🔉
ちゅうわ-こうたい ―カウ― [4] 【中和抗体】
抗原が生体に対して毒性や感染力などの活性をもつとき,その抗原に結合して活性を減退または消失させる抗体。
ちゅうわ-しじやく [5] 【中和指示薬】🔗⭐🔉
ちゅうわ-しじやく [5] 【中和指示薬】
中和滴定の際に試料溶液に少量加え,溶液の pH によってその色が変化することを利用して,中和点に達したことを知るのに用いる試薬。フェノール-フタレインやメチル-オレンジなど。酸塩基指示薬。pH 指示薬。
ちゅうわ-てきてい [4] 【中和滴定】🔗⭐🔉
ちゅうわ-てきてい [4] 【中和滴定】
酸または塩基の溶液の濃度を知るために行う滴定。濃度未知の酸(塩基)の溶液に濃度既知の塩基(酸)の溶液を加えてゆき,加えられた中和指示薬の変色あるいは溶液の電導度の最小点などにより中和点を知り,それから未知の酸(塩基)の濃度を計算する。酸塩基滴定。
ちゅうわ-てん [3] 【中和点】🔗⭐🔉
ちゅうわ-てん [3] 【中和点】
酸と塩基がちょうど過不足なく反応し終えた状態。酸と塩基の H
と OH
が等モルずつ完全に反応し終えた状態。中和の当量点。
と OH
が等モルずつ完全に反応し終えた状態。中和の当量点。
大辞林 ページ 149394。