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――の万灯(マントウ)より貧者の一灯🔗🔉

――の万灯(マントウ)より貧者の一灯 〔阿闍世(アジヤセ)王が釈迦を請じて供養をし,宮殿から祇園精舎への釈迦の帰り道に万灯をともした時,貧乏な一老女も灯明をかかげようと思い,わずかの銭を都合して一灯をともしたところ,王のあげた灯明は消えたり油が尽きたりしたが,老女の灯明は終夜消えなかったという,「阿闍世王授決経」の故事から〕 貧しい人の誠意のこもったわずかなささげ物は,金持ちの世間体を飾った多くのささげ物よりまさっている。真心の尊さをいうたとえ。貧者の一灯。

ちょうじゃ-がい チヤウ―ガヒ [3] 【長者貝】🔗🔉

ちょうじゃ-がい チヤウ―ガヒ [3] 【長者貝】 オキナエビスの異名。

ちょうじゃ-かがみ チヤウ― [4] 【長者鑑】🔗🔉

ちょうじゃ-かがみ チヤウ― [4] 【長者鑑】 富豪の氏名・財産などを列記したもの。

ちょうじゃ-がん チヤウ―グワン 【長者丸】🔗🔉

ちょうじゃ-がん チヤウ―グワン 【長者丸】 富豪となるための心得を,丸薬の処方に似せて説いたもの。「―といへる妙薬の方組/浮世草子・永代蔵 3」

ちょうじゃ-き チヤウ― 【長者記】🔗🔉

ちょうじゃ-き チヤウ― 【長者記】 富豪の伝記。「今の小商人よく心得て,やがての―にのり給へ/浮世草子・新永代蔵」

ちょうじゃ-さんだい チヤウ― [4] 【長者三代】🔗🔉

ちょうじゃ-さんだい チヤウ― [4] 【長者三代】 苦労して財産を蓄えても,子は遺風を受けてよく守るが,孫はぜいたくになり浪費して家を傾けるから,長者の家も三代までしか続かない,ということ。

ちょうじゃ-せん チヤウ― 【長者宣】🔗🔉

ちょうじゃ-せん チヤウ― 【長者宣】 氏長者(ウジノチヨウジヤ)の発する文書。普通は藤原氏のものをいい,御教書(ミギヨウシヨ)の形式をとる。

大辞林 ページ 149442