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――の頃(コロ)🔗🔉

――の頃(コロ) 満月の前後の数日間。「夏は夜。―はさらなり/枕草子 1」

――の前の灯(トモシビ)🔗🔉

――の前の灯(トモシビ) すぐれたものと比較されて,少しも引き立たないことのたとえ。

――満つれば則(スナワ)ち虧(カ)く🔗🔉

――満つれば則(スナワ)ち虧(カ)く 〔史記(蔡沢伝)〕 すべて物事は盛りに達すれば必ず衰え始める。物事には必ず盛衰があることのたとえ。

――よ星よ🔗🔉

――よ星よ あるものをこの上ないものとして愛し,賞美することにいう。「―とながめる」

――を越・す🔗🔉

――を越・す 翌月になる。翌月にかかる。

――を指(サ)せば指(ユビ)を認む🔗🔉

――を指(サ)せば指(ユビ)を認む 〔楞厳経〕 月を指さして教えると,月を見ないで指を見る。道理を説明しても,文字や言語に捉(トラ)われて本旨を理解しないことのたとえ。

――をまた・ぐ🔗🔉

――をまた・ぐ その月のうちに終わらないで翌月にわたる。「この調子では―・いでしまう」

つき [2] 【付き・附き】🔗🔉

つき [2] 【付き・附き】 (1)付くこと。付着すること。「―がよい接着剤」 (2)火の移りつくこと。火のつき具合。「薪が湿っていて―が悪い」 (3)勝負事などで調子がよいこと。好運。「―がまわってくる」「―に見放される」 (4)つきそい。従者。「お―の者」 (5)てがかりとなるもの。「人にあはむ―のなきには/古今(雑体)」 (6)人に応対する態度。人づき。「ぜんたい,―のわるい内だ/洒落本・遊子方言」 (7)名詞の下に付いて複合語をつくる。連濁により「づき」となることがある。(ア)上の語の表すものが示しているようすを表す。「顔―」「言葉―」「あぶなっかしい手―」(イ)上の語の表すものにつきそっていること,または付属していることを表す。「社長―秘書」「大使館―になる」(ウ)上の語の表すものが備わっていることを表す。「一泊二食―」「一〇か月の保証―」「瘤(コブ)―」 →について(連語) →につき(連語)

――もな・い🔗🔉

――もな・い (1)ふさわしくない。不都合である。「苦行は申すに―・い事ぢや/狂言・腰祈」 (2)ぶっきらぼうである。そっけない。「童内へつかつかと入り,―・くぞ言ひたりける/浄瑠璃・東山殿」

大辞林 ページ 149655