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つたな・い [3] 【拙い】 (形)[文]ク つたな・し🔗🔉

つたな・い [3] 【拙い】 (形)[文]ク つたな・し (1)物事に巧みでない。へたである。まずい。「―・い文章」「―・い筆跡」 (2)能力が劣っている。おろかである。「―・い者ですがどうぞよろしく」 (3)運が悪い。「武運―・く討ち死にする」 (4)卑しい。見苦しい。「大王は極めて美(ウルワ)しく在(マシマ)す,我は極めて―・し/今昔 3」 (5)ひきょうである。意気地がない。「異者ども集まりて,―・し,―・し,弱し,弱し,と云ひければ/今昔 27」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)

つた-の-からまる 【蔦唐丸】🔗🔉

つた-の-からまる 【蔦唐丸】 蔦屋(ツタヤ)重三郎の狂名。

つた-の-ほそみち 【蔦の細道】🔗🔉

つた-の-ほそみち 【蔦の細道】 蔦がおい茂って細くなった道。伊勢物語の文から,静岡県岡部町と静岡市丸子を分ける宇津谷峠付近の小道をいうことが多い。

つ-だみ 【吐】🔗🔉

つ-だみ吐】 乳児が一度飲みこんだ乳を吐き出すこと。「此の君いたく泣き給ひて―などし給へば/源氏(横笛)」

つた-もみじ ―モミヂ [3] 【蔦紅葉】🔗🔉

つた-もみじ ―モミヂ [3] 【蔦紅葉】 (1)紅葉したツタの葉。 (2)イタヤカエデの別名。

つたもみじうつのやとうげ ツタモミヂウツノヤタウゲ 【蔦紅葉宇都谷峠】🔗🔉

つたもみじうつのやとうげ ツタモミヂウツノヤタウゲ 【蔦紅葉宇都谷峠】 歌舞伎の一。世話物。河竹黙阿弥作。1856年江戸市村座初演。通称「宇都谷峠」「文弥殺し」。文弥は姉が身売りした百両を持ち京へ市名(イチナ)を受けに行く途中,伊丹屋重兵衛に宇都谷峠で殺され亡霊となる。陰惨な殺しが見せ場。

つた-や 【蔦屋】🔗🔉

つた-や 【蔦屋】 江戸有数の地本(ジホン)問屋。初め吉原大門口にあったが,天明年間(1781-1789)に日本橋通油町に移転。

つたや-じゅうざぶろう ―ヂユウザブラウ 【蔦屋重三郎】🔗🔉

つたや-じゅうざぶろう ―ヂユウザブラウ 【蔦屋重三郎】 (1750-1797) 江戸中期の書肆(シヨシ)・狂歌作者。江戸の人。本名,喜多川柯理。通称,蔦重(ツタジユウ)。号,耕書堂。狂名,蔦唐丸(ツタノカラマル)。地本問屋蔦屋の主人。京伝・南畝・馬琴,歌麿・北斎と親交があり,黄表紙・洒落本・浮世絵などの評判作を次々に出版した。

大辞林 ページ 149730