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――は見せ🔗🔉

――は見せ 〔刀を抜く手は見せない,の意〕 素早く斬(キ)る。即座に斬る。「たつて申さば―ぬぞ/歌舞伎・小袖曾我」

――も足も出ない🔗🔉

――も足も出ない 自分の力をはるかに超えていて,どうすることもできない。なす術がない。「問題がむずかしくて,―なかった」

――もすまに🔗🔉

――もすまに 手を休めずに。忙しく。「戯奴(ワケ)がため我(ア)が―春の野に抜ける茅花そ/万葉 1460」

――を空(ア)・ける🔗🔉

――を空(ア)・ける なすべき事のない状態にしておく。「―・けて次の仕事を待っている」

――を上・げる🔗🔉

――を上・げる (1)降参する。屈伏する。また,手に余って投げ出す。 (2)なぐろうとしてこぶしをふりあげる。「親に―・げるとは」 (3)上達する。腕をあげる。 (4)平伏していた手を上げて,普通の姿勢に戻る。

――を合わ・せる🔗🔉

――を合わ・せる (1)両方のてのひらを合わせる。拝む。また,心をこめて頼む。「遺骸にそっと―・せる」 (2)相手となって勝負をする。手合わせをする。

――を入(イ)・れる🔗🔉

――を入(イ)・れる (1)作品などの修正・訂正をする。また,整える。「原稿に―・れる」 (2)ひそかに人を使って調べたり,働きかけたりする。「どうぞ―・れて首尾さしたがるは商上手といふもの/浮世草子・禁短気」

――を打・つ🔗🔉

――を打・つ (1)両手を打ち合わせて鳴らす。感情が高ぶったり,合点がいったりしたときの動作。 (2)取引・交渉などで,合意する。「この辺で―・とう」 (3)将来を予測して必要な対策を講ずる。「早めに―・っておく」

――を替え品(シナ)を替え🔗🔉

――を替え品(シナ)を替え 様々な方法を試みるさま。あの手この手で。「―,気を引こうとする」

――を反(カエ)・す🔗🔉

――を反(カエ)・す 非常にたやすいことのたとえ。また,またたく間に態度を変えること。てのひらを反す。

――を掻(カ)・く🔗🔉

――を掻(カ)・く (中止を促すため)手を左右に振って合図する。「あなかま,あなかまとて,―・き,面をふり/蜻蛉(中)」

――を掛・ける🔗🔉

――を掛・ける (1)手間をかける。「―・けた盆栽」 (2)手出しをする。暴力を振るう。また,盗む。「人の物に―・けるなんて」

大辞林 ページ 149873