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とつ-とつ [0] 【咄咄】🔗🔉

とつ-とつ [0] 【咄咄】 ■一■ (副) (1)舌うちをするさま。「之を讃美せざるは,―日本人の本色にあらず/日本風景論(重昂)」 (2)怒ったり,おどろいたりするさま。「―,何等の物乎(モノカ),と先づ驚かさるる異形の屏風巌/金色夜叉(紅葉)」 ■二■ (形動タリ) 驚いて嘆声を発するさま。また,叱咤(シツタ)したり舌打ちしたりするさま。「舎利弗(シヤリホツ),一音をいだして―と叱し給ふに/太平記 24」

――人に逼(セマ)る🔗🔉

――人に逼(セマ)る 〔世説新語(排調)〕 詩文や書画などの技芸がたいそう優れているのに驚嘆してほめる語。「神秘の気とつとつとして人に迫ること覚ゆ/囚はれたる文芸(抱月)」

とつとつ-かいじ ―クワイ― 【咄咄怪事】🔗🔉

とつとつ-かいじ ―クワイ― 【咄咄怪事】 (1)きわめて奇怪なこと。「―もあるもので/浮雲(四迷)」 (2)非常に不都合ではなはだけしからぬこと。

とっと-と [1][3] (副)🔗🔉

とっと-と [1][3] (副) 〔「とっと」は「疾(ト)く疾(ト)くと」の転〕 はやく。急いで。「―出て行け」「―失(ウ)せろ」

とっとり 【鳥取】🔗🔉

とっとり 【鳥取】 (1)中国地方北東部の県。かつての因幡(イナバ)・伯耆(ホウキ)二国を占める。南部は中国山地で,北の日本海沿いに鳥取・倉吉・米子の三平野がある。県庁所在地,鳥取市。 (2)鳥取県東部にある市。県庁所在地。近世,池田氏の城下町。商工業が発達。二十世紀梨を特産。

とっとり-さきゅう ―キウ 【鳥取砂丘】🔗🔉

とっとり-さきゅう ―キウ 【鳥取砂丘】 鳥取県東部,千代(センダイ)川河口の東西に発達する海岸砂丘群。福部・浜坂・湖山(コヤマ)の三大砂丘がある。中国山地から流下した日本海の漂砂が北西季節風によって吹き寄せられて形成された被覆砂丘。

とっとり-じしん ―ヂ― 【鳥取地震】🔗🔉

とっとり-じしん ―ヂ― 【鳥取地震】 1943年(昭和18)9月10日,鳥取県東部に発生した地震。マグニチュード七・二。鳥取市を中心に死者約千百人,家屋倒壊約七千五百戸の被害を生じた。

大辞林 ページ 150727