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なく-な・す [0][3] 【亡くなす】 (動サ五[四])🔗🔉

なく-な・す [0][3] 【亡くなす】 (動サ五[四]) 〔「無くなす」と同源〕 「なくす(亡)」に同じ。「交通事故で子供を―・す」

なく-な・す [0][3] 【無くなす】 (動サ五[四])🔗🔉

なく-な・す [0][3] 【無くなす】 (動サ五[四]) (1)「なくす(無)」に同じ。「かばんを―・す」「金を―・してね/三四郎(漱石)」 (2)官位などを奪って,勢力がないようにさせる。失脚させる。「いかでこの大将を―・してばやとぞ/栄花(花山)」

なく-な・る [0] 【亡くなる】 (動ラ五[四])🔗🔉

なく-な・る [0] 【亡くなる】 (動ラ五[四]) 〔「無くなる」と同源〕 人が死ぬことを,「死ぬ」よりもやや婉曲にいう語。「先生が―・る」「―・った母がこう申しました」

なく-な・る [0] 【無くなる】 (動ラ五[四])🔗🔉

なく-な・る [0] 【無くなる】 (動ラ五[四]) (1)それまで存在していた物がどこかへ行ってしまって見えなくなる。「かばんが―・ってしまった」 (2)次第に消費されて,無い状態になる。尽きる。「気力が―・る」「余白が―・る」 (3)事柄・事態などが存在しなくなる。また,…することが行われなくなる。「台風が本土に上陸するおそれは―・った」「夜九時を過ぎるとバスが―・る」「自信が―・る」

なく-に (連語)🔗🔉

なく-に (連語) 〔打ち消しの助動詞「ず」のク語法「なく」に助詞「に」の付いたもの〕 (1)上の事柄を詠嘆的に打ち消し,下に逆接的に続ける。「山川も隔たら―かく恋ひむとは/万葉 601」「深山(ミヤマ)には松の雪だに消え―都は野辺の若菜つみけり/古今(春上)」 (2)文末に用いられて,上の事柄を詠嘆的に打ち消す。…ないことだなあ。「滝の上の三船の山に居る雲の常にあらむと我が思は―/万葉 242」「色もなき心を人に染めしより移ろはむとは思ほえ―/古今(恋四)」 〔上代に多く用いられた語で,中古以降は和歌以外にはほとんど用いられなくなった〕

大辞林 ページ 151119