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なさ・る [2] 【為さる】🔗🔉

なさ・る [2] 【為さる】 ■一■ (動ラ五[四]) 〔■二■ が四段活用化したもの。近世前期上方語で下二段活用とならんで四段活用の例が現れ,後期江戸語以降,四段活用が一般化する〕 (1)「する」の尊敬語。「これからどんな仕事を―・るおつもりですか」「そんなことぐらい,自分で―・い」「先生はふっとさびしそうな表情を―・った」「あの方も随分苦労をなすったんですって」 (2)(補助動詞) 動詞の連用形や漢語サ変動詞の語幹に付いて,また,動詞連用形に「お」を冠したものや漢語サ変動詞の語幹に「御」を冠したものに付いて,尊敬の意を表す。「去年結婚―・ったのはこの方です」「何時に出発―・いますか」「展示会にはおいで―・いますか」「早く勉強をすませてしまい―・い」「おだまり―・い」 〔命令形は「なさい」。連用形は「ます」に続くときは「なさいます」となり,「て」「た」に続くときは「なすって」「なすった」の形も用いられる。動詞の連用形に付くときは,命令の言い方以外はやや古風なひびきをもつ。「どこへ行き―・る」〕 ■二■ (動ラ下二) ⇒なされる

ナザレ Nazareth🔗🔉

ナザレ Nazareth イスラエルの北部,ガリラヤ高地南面にある都市。キリストが公生涯を開始するまでの30年間をここで過ごしたといわれる。

ナザレ-は 【―派】🔗🔉

ナザレ-は 【―派】 一九世紀初頭,古典主義に反対して新しい宗教画をめざしたドイツ浪漫主義画家の一派。

ナザレ-びと [3] 【―人】🔗🔉

ナザレ-びと [3] 【―人】 (1)新約聖書で,キリストの称。 (2)初代のキリスト教徒の呼称。 (3)シリア地方のユダヤ人キリスト教徒やマンダ教徒などの自称。ナザレ派。

大辞林 ページ 151141