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なで-うし [2] 【撫で牛】🔗⭐🔉
なで-うし [2] 【撫で牛】
伏した牛をかたどった素焼きまたは木彫りの置物。商家などで,吉事を祈ってこれをなで,よい事があるたびに下に布団を重ねて敷いた。
なで-おろ・す [4][0] 【撫で下ろす】 (動サ五[四])🔗⭐🔉
なで-おろ・す [4][0] 【撫で下ろす】 (動サ五[四])
(1)下に向かってなでて下げる。「髪を―・す」
(2)(「胸をなでおろす」の形で)安心する。ほっとする。「無事な姿を見て胸を―・す」
なで-かく [0] 【撫で角】🔗⭐🔉
なで-かく [0] 【撫で角】
方形の物の四隅の角に丸みをつけた形。
なでかく-せん [4][0] 【撫で角銭】🔗⭐🔉
なでかく-せん [4][0] 【撫で角銭】
江戸時代,仙台藩が鋳造した銭貨で,撫で角形をしたもの。角銭。
なで-がた [0] 【撫で肩】🔗⭐🔉
なで-がた [0] 【撫で肩】
(なでおろしたように)なだらかにさがっている肩。
⇔怒り肩
「―の美人」
なで-ぎり [0] 【撫で斬り・撫で切り】🔗⭐🔉
なで-ぎり [0] 【撫で斬り・撫で切り】
(1)刃物でなでるようにして切ること。
(2)大勢を相手にして,残らず切り倒すこと。かたっぱしから打ち負かすこと。「上位力士を―にする」
なで-さす・る 【撫で摩る】 (連語)🔗⭐🔉
なで-さす・る 【撫で摩る】 (連語)
なでたりさすったりする。
なでしこ [2] 【撫子・瞿麦】🔗⭐🔉
なでしこ [2] 【撫子・瞿麦】
(1)ナデシコ科の多年草。山野,特に河原に多く自生。茎は高さ30〜50センチメートル,葉は広線形。夏から秋にかけ,茎の上部が分枝して径3センチメートルほどの淡紅色の花をつける。花弁は縁が細裂する。秋の七草の一。カワラナデシコ。ヤマトナデシコ。古名トコナツ。[季]秋。
〔「瞿麦」はセキチクの漢名としても当てる〕
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は紅梅,裏は青。なでしこがさね。
(3)家紋の一。「常夏(トコナツ)」に同じ。
(4)なでるようにしてかわいがる子。花のナデシコにかけていう。「双葉に生ひし―を来る朝ごとにかき撫でて/宇津保(菊の宴)」
大辞林 ページ 151179。