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なよ-たけ [2][0] 【弱竹】🔗🔉

なよ-たけ [2][0] 【弱竹】 (1)メダケの別名。なゆたけ。 (2)細くしなやかな竹。「―のかぐや姫とつけつ/竹取」

なよたけ-の 【弱竹の】 (枕詞)🔗🔉

なよたけ-の 【弱竹の】 (枕詞) しなやかな女性の形容として,「とをよる」にかかる。なゆたけの。「秋山のしたへる妹―とをよる児らは/万葉 217」

なよたけものがたり 【なよ竹物語】🔗🔉

なよたけものがたり 【なよ竹物語】 「鳴門(ナルト)中将物語」の別名。

なよ-なよ [1] (副)スル🔗🔉

なよ-なよ [1] (副)スル (多く「と」を伴って)しなやかで弱々しいさま。また,しなやかにたわむれるさま。「―(と)した男」「萩,…朝露にぬれて―とひろごりふしたる/枕草子 67」

なよび [0]🔗🔉

なよび [0] なよなよとしていること。「おなじ―にくりかへし/邪宗門(白秋)」

なよび-すがた 【なよび姿】🔗🔉

なよび-すがた 【なよび姿】 なよなよとした姿。「―,はた,いたうたをやぎけるをや/源氏(柏木)」

なよび-か [2] (形動)[文]ナリ🔗🔉

なよび-か [2] (形動)[文]ナリ (1)(紙や衣服などが)しなやかなさま。やわらか。「同じくひき結びたる糸のさまも―になまめかしくぞしたる/源氏(梅枝)」 (2)(人柄・態度などが)やさしく穏やかなさま。優美なさま。ものやわらか。「あゆむ姿はいと軽く,―に,こめかしく/浴泉記(喜美子)」「内の御心いとをかしう―におはしまし/栄花(根合)」 (3)なまめかしく艶っぽいさま。風流なさま。「いといたく世をはばかり,まめだち給ひけるほど―にをかしきことはなくて/源氏(帚木)」

なよ・ぶ (動バ上二)🔗🔉

なよ・ぶ (動バ上二) (1)(紙や衣服が)しなやかである。糊けが落ちてなよなよしている。「されどこの―・びたる衣をいかにせん/即興詩人(鴎外)」「―・びたる御衣(オンゾ)ども脱い給うて/源氏(夕霧)」 (2)なよなよとしている。ものやわらかに振る舞う。「御心,―・びたる方に過ぎて,強きところおはしまさぬなるべし/源氏(賢木)」 〔連用形「なよび」しか用例が見えず四段活用とする説もある〕

大辞林 ページ 151260