はっこう-き ―クワウ― [3] 【発光器】 発光動物が発光を行うための器官。ホタルの発光器は発光細胞層と反射細胞の層からなる。深海魚・イカなどではさらにクチクラ性水晶体・色素層などが発達している。

はっこう-きん ―クワウ― [0][3] 【発光菌】 光を発する菌類の総称。きのこが光るもの（ツキヨタケ），菌糸が光るもの（ナラタケ）などがある。

はっこう-さいきん ―クワウ― [5] 【発光細菌】 光を発する細菌の総称。主に海産で，海水に浮遊または他動物に寄生し，寄生発光をひき起こすことがある。微量な酸素中でも発光するので酸素の検出に用いる。発光バクテリア。

はっこう-し ―クワウ― [3] 【発光紙】 発光性の塗料を塗った紙。

はっこう-しょくぶつ ―クワウ― [6] 【発光植物】 光を発する植物の総称。細菌類・担子菌類・鞭毛(ベンモウ)藻類にみられる。なお，ヒカリゴケの場合は反射によるもので発光ではない。

はっこう-たい ―クワウ― [0] 【発光体】 発光する物体。

はっこう-ダイオード ―クワウ― [7] 【発光―】 〔light-emitting diode〕 接合部に電流が流れると光を放射するダイオード。材料によって決まった波長の光を発する。LED 。

はっこう-どうぶつ ―クワウ― [5] 【発光動物】 光を発する動物の総称。自ら発光物質を作って発光するもの（ヤコウチュウ・オキクラゲ・カモメガイ・ホタル・ヒカリクモヒトデ・ハダカイワシなど）と，発光細菌の寄生や共生（マツカサウオ）によるものとがある。

はっこう-とりょう ―クワウ―レウ [5] 【発光塗料】 蛍光体またはリン光体を用いて暗所で発光するようにした塗料。有機蛍光色素や硫化亜鉛に銅などの重金属を微量に加えたものが多く使われ，さらにこれにラジウムなどの放射性物質をごく微量添加すると完全な暗黒でも自ら発光する。夜光塗料。