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ハドロン [1] hadron🔗🔉

ハドロン [1] hadron 素粒子のうち,強い相互作用を行うものの総称。これはさらに半整数スピンのバリオンと,整数スピンの中間子とに分けられる。ハドロンはさらに基本的な粒子クォークから構成されている。

パトロン [0][1] patron🔗🔉

パトロン [0][1] patron (1)芸術家や,芸人または特定の団体などを経済的に援助する人。後援者。 (2)水商売の女性に金を出して援助する人。芸者などの旦那。

ハトロン-し [3] 【―紙】🔗🔉

ハトロン-し [3] 【―紙】 〔(オランダ) patroonpapier 薬莢(ヤツキヨウ)を包む紙の意〕 片面つや出しのクラフト紙。封筒・包装紙などに用いる。

バトン [0] baton🔗🔉

バトン [0] baton (1)リレー競技で,走者が持って走り,次の走者に順々に渡す筒状の棒。 (2)楽隊などで指揮者が振る,飾りのついた杖(ツエ)や棒。また,音楽の指揮棒。タクト。

――を渡・す🔗🔉

――を渡・す 仕事や地位を後継者に任せる。後任者に引き継ぐ。「若い人に―・して引退する」

バトン-ガール [4]🔗🔉

バトン-ガール [4] 〔和 baton+girl〕 鼓笛隊や音楽隊の行進の先頭に立ち,バトン{(2)}を操り回しながら進む女性。バトン-トワラー。

バトン-タッチ [4]🔗🔉

バトン-タッチ [4] 〔和 baton+touch〕 (名)スル (1)リレー競走で,次の走者にバトンを渡すこと。バトン-パス。 (2)転じて,仕事や地位などを後継者に引き継ぐこと。「後輩に―する」

バトン-トワラー [5] baton twirler🔗🔉

バトン-トワラー [5] baton twirler バトン{(2)}を操って,楽隊を先導・指揮する人。

バトン-パス [4] baton pass🔗🔉

バトン-パス [4] baton pass バトン-タッチ{(1)}に同じ。

はな [2] 【花・華】🔗🔉

はな [2] 【花・華】 (1)種子植物の生殖器官。一定の時期に枝や茎の先端などに形成され,受精して実を結ぶ機能を有するもの。有性生殖を行うために葉と茎が分化したもので,花葉と花軸からなる。花葉は普通,萼(ガク)・花冠(花弁の集合)・おしべ・めしべに分化して,花の主体を形成する。形態上の特徴は分類上の指標となる。「―が咲く」「―が散る」 (2)特定の花をさす。(ア)春の花を代表する桜の花をさす。[季]春。「―に浮かれる」「願はくは―のしたにて春死なむ/山家(春)」 〔中古後期頃に一般化した用法。現代語では「花見」「花ぐもり」など他の語との複合した形でみられる〕 (イ)古くは,百花にさきがけて咲くところから,梅の花をさした。「今のごと心を常に思へらばまづ咲く―の地(ツチ)に落ちめやも/万葉 1653」「春や疾(ト)き―や遅きと聞き分かむ鶯だにも鳴かずもあるかな/古今(春上)」 (3)神仏に供える花や枝葉。「手向けの―」 (4)生け花。花道(カドウ)。また,生け花にする材料。「お―の稽古」「―を生ける」 (5)(特に桜を対象として)(ア)花が咲くこと。「―便り」「向つ峰(オ)の若桂の木下枝(シズエ)取り―待つい間に嘆きつるかも/万葉 1359」(イ)古くは,花を見て賞すること。花見。「尋ね来て―にくらせる木の間より待つとしもなき山の端の月/新古今(春上)」 (6)(しばしば鳥・雪・月などと対比されつつ)自然美の代表として草木に咲く花を総称していう。「蝶よ―よと育てる」 色や形の類似から,花になぞらえていう。 (1)(主としてその白さによって)雪・霜・白波・月光・灯火などを花に見たてていう語。「雪の―」「波の―」「硫黄(イオウ)の―」 (2)麹黴(コウジカビ)。麹花。また,麹のこと。 花にちなんだ事物。 (1)造花。飾り花。また,散華(サンゲ)に用いる紙製の蓮(ハス)の花びら。 (2)〔もと露草の花のしぼり汁を原料としたところから〕 (ア)青白色。また,藍(アイ)染めの淡い藍色。縹(ハナダ)色。はないろ。「御直衣の裏の―なりければ/大鏡(伊尹)」(イ)薄い藍色の顔料。「頭には―を塗り/栄花(本の雫)」 (3)(ア)芸人などに与える金品。また,芸娼妓や幇間(ホウカン)の揚げ代。花代。 〔「纏頭」とも書く。花の枝に贈り物を付けたところから〕 (イ)芸娼妓や幇間の花代を計算するために用いる線香。また,それで計る時間。「―を恨み,鶏を惜(ニク)み/洒落本・南遊記」 (4)花札。花ガルタ。また,それを用いた遊び。花合わせ。「―を引く」 花の美しさ・はなやかさにたとえていう。 (1)はなやかで人目をひくもの。多く女性についていう。「社交界の―」「職場の―」「両手に―」 (2)美しく貴く思うもの。また,はなやかで興趣に富むもの。「高嶺(タカネ)の―」「この世の―」 (3)(「花の…」の形で,連体修飾語として)はなやかで美しいものである意を表す。「―の都」「―の顔(カンバセ)」 (4)(多く「…が花だ」の形で,述部として用い)最もよいこと。最もよい時期。「知らぬが―だ」「若いうちが―だ」 (5)はなやかで,そのものの特色を表しているもの。「火事と喧嘩(ケンカ)は江戸の―」「古代美の―」 (6)若い男女。「箱入の―もの云はぬ病が出/柳多留 42」 (7)美しい女。また,遊女。「―に遊ばば祇園あたりの色揃へ/浄瑠璃・忠臣蔵」 (8)世阿弥の能楽論の用語。観客の感動を呼び起こす芸の魅力,おもしろさ,珍しさ。また,それを追求・工夫し,感得する心の働き。 花の移ろいやすく,はかなく散るさま,また見かけだけであだなさまにたとえていう。 (1)外観。うわべ。実質を伴わないはなやかさ。「―多ければ実少なし」 (2)人の心や風俗などの変わりやすいこと。「色みえで移ろふものは世の中の人の心の―にぞありける/古今(恋五)」 (3)人の心などが,うわべばかりで誠実さのないこと。「今の世の中色につき,人の心―になりけるにより,あだなる歌はかなきことのみ出でくれば/古今(仮名序)」 (4)「花籤(ハナクジ)」の略。「ほんに当る因果なら,―ばかりでおけばいいに/黄表紙・金生木」 (5)文芸論の用語。和歌・連歌・俳諧などで,意味内容を実にたとえるのに対し,表現技巧をいう。「古の歌はみな実を存して―を忘れ,近代のうたは―をのみ心にかけて,実には目もかけぬから/毎月抄」 歌曲名(別項参照)。

大辞林 ページ 152349