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ひき-は・る 【引き張る】 (動ラ四)🔗🔉

ひき-は・る 【引き張る】 (動ラ四) (1)無理に連れて行く。ひっぱる。「ものとり散らしそこなふを,―・られ制せられて/枕草子 152」 (2)強く引いて張る。「弓ヲ久シク―・ッテイレバ/日葡」 (3)気持ちが張る。強い意志をもつ。「後二条殿又事のほかに―・りたる人にて/愚管 4」

ひき-び 【引き日】🔗🔉

ひき-び 【引き日】 遊女が揚げ代を自弁して休む日。

ひき-ひき 【引き引き】 (名・形動ナリ)🔗🔉

ひき-ひき 【引き引き】 (名・形動ナリ) 〔「ひきびき」とも〕 自分の心にまかせてすること。思い思い。すきずき。てんでに。「―にわがめでつると思ひける/山家(百首)」

ひき-ひと 【低人・侏儒・🔗🔉

ひき-ひと 【低人・侏儒・】 〔「ひきびと」とも〕 背が人並み以下に低い人。こびと。ひきうど。「―・倡優(ワザオギ)を進めて,爛(ミダリガワ)しき楽を為し/日本書紀(武烈訓)」

ひきひと-まい ―マヒ 【侏儒舞】🔗🔉

ひきひと-まい ―マヒ 【侏儒舞】 「侏儒舞(ヒキマイ)」に同じ。

ひき-ふだ [0][2] 【引(き)札】🔗🔉

ひき-ふだ [0][2] 【引(き)札】 (1)開店披露や商店の宣伝・広告のために配る紙片。ちらし。「文明開化開店の,―/安愚楽鍋(魯文)」 (2)くじ引きの札。

ひき-ふね [0] 【引(き)船・引(き)舟・曳き船】🔗🔉

ひき-ふね [0] 【引(き)船・引(き)舟・曳き船】 (1)引き綱をつけて他の船や筏(イカダ)などを曳航していくこと。また,その船。 (2)歌舞伎劇場で,二階正面桟敷(サジキ)の前に張り出して設けられていた客席。 (3)「引き舟女郎」の略。

ひきふね-じょろう ―ヂヨラウ [5] 【引(き)舟女郎】🔗🔉

ひきふね-じょろう ―ヂヨラウ [5] 【引(き)舟女郎】 江戸時代,上方(カミガタ)の遊郭で,太夫に付き添って客席を取りもつなど,諸事に世話をやいた女郎。囲いの位の女郎があたった。引き舟。

大辞林 ページ 152780