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ひら-きん [0] 【平金】🔗🔉

ひら-きん [0] 【平金】 金箔(キンパク)を漆で鳥の子紙にはり,糸状に切ったもの。金襴などの緯(ヌキ)に使用する。

ひら-ぎん [0] 【平銀】🔗🔉

ひら-ぎん [0] 【平銀】 銀箔(ギンパク)を平金(ヒラキン)のように作ったもの。

ひらく [2] 【開】🔗🔉

ひらく [2] 【開】 暦注の十二直の一。入学・元服などに吉,不浄事に凶という日。

ひら-く [2][0] 【平句】🔗🔉

ひら-く [2][0] 【平句】 連歌・俳諧で,発句・脇・第三・挙句(アゲク)以外の句。

ひら・く [2] 【開く】🔗🔉

ひら・く [2] 【開く】 ■一■ (動カ五[四]) □一□(自動詞) (1)さえぎっていた物が移動して,そこを通ったり見通したりできるようになる。 ⇔しまる ⇔とじる 「風で戸が―・く」「窓が―・いて子供が顔を出す」 (2)閉じているものが,一点を支点として広がる。 ⇔とじる 「傘が―・かない」 (3)先の方が広がる。 ⇔とじる 「裾(スソ)の―・いたズボン」 (4)つぼみの状態だった花が咲く。「桜の花が―・く」 (5)隔たりが大きくなる。「差が―・く」「年の―・いた兄弟」 (6)体を引く。体を引いて構える。また,身をかわす。「体を―・く」「相手の刃物を押へんと前にふさがり後に―・き/浄瑠璃・博多小女郎(中)」 (7)(戦陣・慶事などでの忌み詞として)(ア)退散する。解散する。閉会する。お開きにする。「いづ方へも御―・き候べし/保元(中・古活字本)」(イ)去る。「十箇年以前に鈴鹿山を―・いた御方が御座るが/狂言・岩太郎(三百番集本)」 □二□(他動詞) (1)さえぎっていた物を移動させて,そこを通ったり見通したりできるようにする。あける。 ⇔しめる ⇔とじる 「扉を―・く」「窓を―・く」「外国に対して門戸(モンコ)を―・く」 →ひらかれた (2)閉じているものを,一点を支点として広げる。 ⇔とじる 「扇子(センス)を―・く」「教科書の三〇ページを―・きなさい」 (3)口や目をあける。 ⇔とじる (ア)人や動物が自分の口や目をあける。「大きく口を―・く」「私が『はい』と言ったら目を―・いて下さい」(イ)(「口を開く」の形で)話し始める。「最初に口を―・いた人」(ウ)(「目を開く」の形で)関心・興味を抱くようにする。「先生が仏教美術について私の目を―・いてくれた」 (4)袋状・箱状のものや紙・布などで包まれていたものを,あけて中身を出す。「風呂敷包みを―・く」 (5)(「披く」「展く」とも書く)たたんであるものやはってあるものを広げる。「手紙を―・く」 (6)(「花を開く」の形で)花が咲く。「つつじは五月の中ごろ花を―・く」 (7)開店する。業務を始める。 ⇔しめる ⇔とじる (ア)店・事務所などがその日の営業・業務を始める。開店する。あける。「毎朝九時に店を―・く」(イ)店・事務所などを作って業務を始める。開店する。また,預金の口座を設ける。「駅前に喫茶店を―・いた」「銀行に口座を―・く」 (8)会を催す。開催する。「個展を―・く」「同窓会を―・く」 (9)(「拓く」とも書く)土地に手を加えて,人間生活により便利なようにする。(ア)新たに道を作る。比喩的にも用いる。「ジャングルに道を―・く」「血路を―・く」「物理学発展の道を―・く」(イ)荒れた土地に手を加えて農耕や住居に適したものにする。開墾する。開拓する。「原野を―・く」「この町は屯田兵が―・いた」 (10)新たに物事を興す。創業する。また,新しい流派を樹立する。「源頼朝は鎌倉に幕府を―・いた」「真言宗を―・いた空海」 (11)自分の考え,心の内面を他人に見せる。 ⇔とじる 「よそ者にはなかなか心を―・かない」 (12)(「啓く」とも書く)暗愚を解消する。「蒙(モウ)を―・く」「悟りを―・く」 (13)〔数〕(ア)平方根・立方根などを求める。「平方に―・く」(イ)括弧の付いた式を括弧のない形に変える。「)の括弧を―・くと となる」 (14)木版印刷で,開版する。出版する。「版を―・く」 〔本来は「開ける」に対する他動詞〕 [可能] ひらける ■二■ (動カ下二) ⇒ひらける [慣用] 胸襟(キヨウキン)を―・小間物屋を―・愁眉(シユウビ)を―・眉(マユ)を―

大辞林 ページ 153153