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へんたい-がな [0][3] 【変体仮名】🔗🔉

へんたい-がな [0][3] 【変体仮名】 現行の通常の平仮名とは異なる字体の仮名。1900年(明治33)の「小学校令施行規則」で統一された平仮名の字体以外の仮名。漢字の草体の簡略化が進んでいないものや,現行の仮名のもとになった漢字とは異なる漢字の草体から生まれた仮名。「(い)」「(か)」「(こ)」「(た)」の類。現在でも女性の手紙,商店の看板などに用いられることがある。 →平仮名 →異体仮名

へんたい-かんぶん [5] 【変体漢文】🔗🔉

へんたい-かんぶん [5] 【変体漢文】 返り読みなど漢文的性格をもつが,正規の漢文には用いられない語彙・語法・語序・用字法をもった,日本化した漢文。平安時代以降,日記・記録・法令・書簡などに用いられた。和化漢文。東鑑体(アズマカガミタイ)。

へん-たい [0] 【変態】 (名)スル🔗🔉

へん-たい [0] 【変態】 (名)スル (1)形や状態が変わること。また,その変わった形や状態。「主権より民主政治に―するに於て/民約論(徳)」 (2)「変態性欲」の略。また,その傾向のある人。 (3)動物が成体とは形態・生理・生態の全く異なる幼生(幼虫)の時期を経る場合に,幼生から成体へ変わること。また,その過程。 (4)植物の根・茎・葉などの器官が本来のものと異なる形態に変わり,その状態で種として固定すること。捕虫葉・葉針・気根・巻きひげなど。 (5)〔物・化〕 同じ化学組成をもちながら,異なった物理的性質を示す状態または物質。特に,単体の場合は同素体,結晶の場合は多形ともいう。また,有機化合物が化学組成を変えずに原子・原子団の位置の変化で別の状態・物質に変わること。転位。

へんたい-せいよく [5] 【変態性欲】🔗🔉

へんたい-せいよく [5] 【変態性欲】 性的な行為や対象が倒錯しており,異常な形をとって現れるもの。 →異常性欲

へんたい-てん [3] 【変態点】🔗🔉

へんたい-てん [3] 【変態点】 ある物質が変態を起こす温度・圧力。転移点。

へんたい-ホルモン [5] 【変態―】🔗🔉

へんたい-ホルモン [5] 【変態―】 動物の変態{(3)}を促進するホルモンの総称。両生類では甲状腺ホルモン,昆虫ではエクジソン。

大辞林 ページ 154106