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まくら-げいしゃ [4] 【枕芸者】🔗🔉

まくら-げいしゃ [4] 【枕芸者】 (1)芸らしい芸もなく,売春を主とする芸者。不見転(ミズテン)。 (2)枕探しをする芸者。

まくら-ごと 【枕言】🔗🔉

まくら-ごと 【枕言】 いつも口ぐせにいう言葉。「やまと言の葉をももろこしの歌をもただその筋をぞ―にせさせ給ふ/源氏(桐壺)」

まくら-ことば [4] 【枕詞】🔗🔉

まくら-ことば [4] 【枕詞】 (1)昔の歌文に見られる修辞法の一。特に和歌などで,特定の語句に冠して,修飾しあるいは句調を整える語句をいう。修飾する語と修飾される語との間には一定のきまりがあり,個人の創造が許されない点で,序詞と区別される。五音のものが最も多いが,三音・四音,また七音のものもある。平安時代より現代に至るまで発語・歌枕・諷詞・冠辞・頭辞・かぶり・よそひ・かざし・玉かづら等種々の名称がある。枕詞の名称は室町時代頃から見られる。「あしひきの」「あらたまの」「たらちねの」など。 (2)転じて,前置きの言葉。「―が長い」 (3)寝物語。「独寝の―ぞ恨みなる/謡曲・菊慈童」

まくら-さがし [4] 【枕探し・枕捜し】🔗🔉

まくら-さがし [4] 【枕探し・枕捜し】 眠っている旅客の枕元から金品を盗むこと。また,その盗人。

まくら-しょうじ ―シヤウ― [4] 【枕障子】🔗🔉

まくら-しょうじ ―シヤウ― [4] 【枕障子】 枕元に立てる衝立(ツイタテ)障子。

まくら-じょう-ようがん ―ジヤウ― [6] 【枕状溶岩】🔗🔉

まくら-じょう-ようがん ―ジヤウ― [6] 【枕状溶岩】 溶岩流が水中で冷却固結した岩体の一種。丸太状または俵状の団塊の積み重なりからなる。ガラス質の緻密(チミツ)な薄い皮殻をもち,中心部に放射状の節理がある。車石。

まくら-ずみ [3] 【枕炭】🔗🔉

まくら-ずみ [3] 【枕炭】 茶道で,炭斗(スミトリ)の中に炭を組み入れる際,管炭(クダズミ)の枕となる炭。点前(テマエ)が終わったのちも炭斗の中に残す。

まくら-ぞい ―ゾヒ 【枕添ひ】🔗🔉

まくら-ぞい ―ゾヒ 【枕添ひ】 添い寝すること。また,その人。配偶者。「女は夫を―といひ,男は妻を―といふ/滑稽本・浮世床 2」

まくら-ぞうし ―ザウ― [4] 【枕草紙】🔗🔉

まくら-ぞうし ―ザウ― [4] 【枕草紙】 (1)感じたことを手控えるため,また備忘のため,身辺に置く冊子。まくらのそうし。「とぢおける―のうへにこそ見/新撰六帖 5」 (2)春画を集めた本。春本。枕本。「―に心うかるる/犬子集」

大辞林 ページ 154686