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むべ [1] 【郁子・野木瓜】🔗🔉

むべ [1] 【郁子・野木瓜】 アケビ科の常緑つる性低木。本州中部以西の山地に生え,庭木ともする。葉は掌状複葉で,小葉は五〜七個。雌雄同株。晩春,葉腋(ヨウエキ)に緑白色の花を数個ずつつける。果実は長さ約5センチメートルの楕円形で,アケビに似るが裂けない。食用。茎や根は強心剤・利尿薬に用いる。トキワアケビ。ウベ。[季]秋。 〔「郁子の花」は [季]春。《蔓棚の端にかたまり―の花/山本京童》〕 郁子 [図]

むべ [1] 【宜】 (副)🔗🔉

むべ [1] 【宜】 (副) 「うべ(宜)」に同じ。「―山風をあらしといふらむ/古今(秋下)」

――なるかな🔗🔉

――なるかな いかにももっともなことであるなあ。うべなるかな。

むべむべ・し 【宜宜し】 (形シク)🔗🔉

むべむべ・し 【宜宜し】 (形シク) 「うべうべし(宜宜)」に同じ。「―・しく言ひまはし侍るに/源氏(帚木)」

む-へん [0] 【無辺】 (名・形動)[文]ナリ🔗🔉

む-へん [0] 【無辺】 (名・形動)[文]ナリ 広々と限りのないこと。際限のないこと。また,そのさま。「広大―」「無量―の仏の慈悲」「―の宇宙空間」「彼のピラミドの石塔があるのだが実に洪大―なものだね/西洋道中膝栗毛(魯文)」

むへん-こう ―クワウ [2] 【無辺光】🔗🔉

むへん-こう ―クワウ [2] 【無辺光】 〔仏〕 (1)十二光の一。全世界をあまねく照らす阿弥陀仏の光。 (2)勢至菩薩(セイシボサツ)の別名。

むへん-こう-ぶつ ―クワウ― [4] 【無辺光仏】🔗🔉

むへん-こう-ぶつ ―クワウ― [4] 【無辺光仏】 阿弥陀仏の異名。

むへん-せかい [4] 【無辺世界】🔗🔉

むへん-せかい [4] 【無辺世界】 (1)〔仏〕 無限の世界。虚空(コクウ)世界。 (2)あてのない所。あてのない方向。「的のあたりにだにちかくよらず―を射給へるに/大鏡(道長)」

むへん-ほうかい ―ホフ― [4][0] 【無辺法界】🔗🔉

むへん-ほうかい ―ホフ― [4][0] 【無辺法界】 (1)〔仏〕 法界は広大で際限なく,無限の事物を含みもつこと。 →法界 (2)あてのないこと。むやみなこと。滅法界。

大辞林 ページ 155387