――が近・い 近眼である。近視である。

――が散・る 心が落ち着かず，視線があちこちに動く。

――が出る （１）「目の玉が飛び出る（（「目の玉」の句項目））」に同じ。 （２）〔よい賽(サイ)の目が出る意〕 物事が自分に都合よくなる。いい目が出る。

――が点にな・る 俗に，驚きあきれ返った表情になることをいう。

――が遠・い 近くのものがよく見えない。遠視である。

――が届・く 注意が行き渡る。「よく隅々(スミズミ)まで―・く」

――が飛び・出る 「目の玉が飛び出る」に同じ。

――が留(ト)ま・る 注意を引かれる。注目される。

――が無・い （１）物事の価値などを判断する能力がない。「人を見る―・い」 （２）非常に好きである。「甘い物に―・い」

――が離(ハナ)せない たえず注意・監視する必要がある。「最近の株価の動向は―ない」

――が早・い すばやく気がついて，見る。

――が光・る きびしく監視する。「警察の―・る」

――が眩(マ)・う 目が回る。目がくらむ。

――が回・る （１）目がくらむ。めまいがする。 （２）忙しいさまや速いさまのたとえ。「―・るような毎日」

――が行・く あるものに心がひかれて視線が向かう。

――から鱗(ウロコ)が落・ちる 〔新約聖書使徒行伝九章から〕 あることがきっかけとなって，迷いからさめたり，物事の実態がわかるようになる。

――から鼻へ抜・ける りこうで機転がきく。また，抜け目がない。「―・けるやり手の商人」

――から火が出る 頭や顔を強くぶっつけて，一瞬めまいがする。

――じゃな・い ⇒めじゃない（独立項目）

――で見て口で言え 事情を調べてから人に語れ。

――と鼻の＝先（＝間(アイダ)） 距離がきわめて近いたとえ。目と鼻。「頂上は―だ」

――に遭(ア)・う （よくないことを）体験する。難儀する。「さんざんな―・う」