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や・く [0] 【焼く】🔗🔉

や・く [0] 【焼く】 ■一■ (動カ五[四]) (1)燃やして灰にする。「蔵書を戦災で―・いた」「春野―・く野火と見るまで燃ゆる火を/万葉 230」 (2)火にあぶって熱をとおし,食べられるようにする。「餅(モチ)を―・く」「魚を―・く」 (3)熱を加えて製品をつくる。「窯(カマ)で茶碗を―・く」「炭を―・く」「パンを―・く」 (4)日光に当てて変色させる。特に肌を黒くする。「ハワイで―・く」 (5)熱・化学物質・放射線などによって皮膚を損傷させる。「硫酸で―・く」 (6)写真で,フィルムをもとに印画紙に画像を作り上げる。焼きつける。「写真を手札型で―・く」 (7)心を悩ませる。特に,恋に胸を焦がす。「我が心―・くも我なり/万葉 3271」 (8)(「妬く」とも書く)嫉妬(シツト)する。悋気(リンキ)する。「うわさ話を真(マ)に受けて―・く」「焼き餅を―・いている」 (9)うれしがらせを言う。おだてる。「人をよく―・くとて野墓のるりと名に呼ばれて/浮世草子・一代女 5」 〔「焼ける」に対する他動詞〕 [可能] やける ■二■ (動カ下二) ⇒やける [慣用] 世話を―・手を―

や・く (接尾)🔗🔉

や・く (接尾) 〔五[四]段型活用〕 擬声語・擬態語などに付いて,そのような状態を呈すること,そのような動作をすることの意を表す動詞をつくる。「ささ―・く」「つぶ―・く」

や-ぐ [1] 【夜具】🔗🔉

や-ぐ [1] 【夜具】 寝る時用いる用具。布団や毛布など。寝具。

や・ぐ (接尾)🔗🔉

や・ぐ (接尾) 〔五[四]段型活用〕 名詞や形容詞の語幹などに付いて,そのような状態を呈すること,そのような状態になるように振る舞うことの意を表す動詞を作る。「花―・ぐ」「若―・ぐ」

大辞林 ページ 155835