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やれ-これ🔗⭐🔉
やれ-これ
■一■ (感)
(1)驚いた時に発する語。やあこれは。「明けぬれば―ひよんな玉手箱/雑俳・湖丸評万句合」
(2)唄などの囃子詞(ハヤシコトバ)。「加賀菅笠の,―紅絹(モミ)のくけ紐のや/浄瑠璃・本朝三国志」
■二■ (副)
何やかやと。あれやこれや。「お前が―進るから,怖怖ながらする様なものの/歌舞伎・小袖曾我」
やれ-ごろも [3] 【破れ衣】🔗⭐🔉
やれ-ごろも [3] 【破れ衣】
破れた衣服。
やれ-そうぶ ―サウブ [3] 【破菖蒲】🔗⭐🔉
やれ-そうぶ ―サウブ [3] 【破菖蒲】
襲(カサネ)の色目の名。表は萌黄(モエギ),裏は紅梅。五月四,五日頃着用。やれしょうぶ。
やれ-ぞうり ―ザウリ [3] 【破れ草履】🔗⭐🔉
やれ-ぞうり ―ザウリ [3] 【破れ草履】
破れた草履。
やれ-ばしょう ―バセウ [3] 【破れ芭蕉】🔗⭐🔉
やれ-ばしょう ―バセウ [3] 【破れ芭蕉】
葉の破れたバショウ。[季]秋。《横にやれ終には縦に―/虚子》
やれ-はす [0] 【破れ蓮・敗荷】🔗⭐🔉
やれ-はす [0] 【破れ蓮・敗荷】
葉の破れたハス。やれはちす。はいか。[季]秋。
やれ-はちす [3] 【破れ蓮】🔗⭐🔉
やれ-はちす [3] 【破れ蓮】
「破(ヤ)れ蓮(ハス)」に同じ。[季]秋。
やれ-め [0][3] 【破れ目】🔗⭐🔉
やれ-め [0][3] 【破れ目】
破れた所。やぶれめ。
やれ-やれ [1] (感)🔗⭐🔉
やれ-やれ [1] (感)
〔「やれ」を重ねた語〕
(1)安心したり深くものに感じた時などに発する語。「―,これで一安心」「―,大変な人もいるものだ」
(2)疲れた時,落胆した時などに発する語。「―,また出直しか」
(3)呼び掛ける語。「各一度に―千手か,忠光か/浄瑠璃・蝉丸」
や-ろう 【夜漏】🔗⭐🔉
や-ろう 【夜漏】
夜の時刻をはかる水時計。また,夜の時間。「期せず―の初めて分れて後/和漢朗詠(夏)」
や-ろう ―ラウ [1] 【野老】🔗⭐🔉
や-ろう ―ラウ [1] 【野老】
■一■ (名)
(1)いなかの老人。「田夫―」
(2)植物トコロの異名。
■二■ (代)
一人称。老人が自分をへりくだっていう語。
や-ろう ―ラウ [2][0] 【野郎】🔗⭐🔉
や-ろう ―ラウ [2][0] 【野郎】
■一■ (名)
(1)男性をののしっていう語。
⇔女郎(メロウ)
「この―」「馬鹿―」
(2)月代(サカヤキ)を剃(ソ)った若者。「十二,三の―に紙子の広袖/浮世草子・懐硯 1」
(3)「野郎頭」の略。
(4)野郎頭の歌舞伎役者。若衆歌舞伎が禁止されたために,若衆の前髪を剃って野郎頭としたことからの呼び名。
(5)男色を売る者。かげま。「一日は―もよしや/浮世草子・一代男 5」
■二■ (代)
三人称。男性を卑しめて呼ぶ語。やつ。あいつ。「―の言うことはあてにならない」
大辞林 ページ 156023。