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――を立・てる🔗⭐🔉
――を立・てる
風呂(フロ)を沸かす。風呂を立てる。
――を使・う🔗⭐🔉
――を使・う
湯あみをする。入浴する。
――を引・く🔗⭐🔉
――を引・く
湯あみをする。湯を使う。「湯殿しつらひなどして,御―・かせたてまつる/平家 10」
――を沸かして水にする🔗⭐🔉
――を沸かして水にする
せっかくの努力を無駄にする。
ゆ 【柚】🔗⭐🔉
ゆ 【柚】
ゆず。[和名抄]
ゆ (助動)(え・え・ゆ・ゆる・ゆれ・○)🔗⭐🔉
ゆ (助動)(え・え・ゆ・ゆる・ゆれ・○)
上代の自発・受け身・可能の助動詞。四段・ラ変の動詞の未然形に付く。
(1)ある動作が自然に,また無意識的に実現してしまう意,すなわち自発の意を表す。「慰むる心はなしに雲隠り鳴き行く鳥の音(ネ)のみし泣か〈ゆ〉/万葉 898」「はろはろに思ほ〈ゆる〉かも白雲(シラクモ)の千重(チエ)に隔てる筑紫(ツクシ)の国は/万葉 866」
(2)他から何らかの動作・作用の影響を受ける意,すなわち受け身の意を表す。「白珠(シラタマ)は人に知ら〈え〉ず知らずともよし知らずとも我し知れらば知らずともよし/万葉 1018」「沫雪(アワユキ)に降ら〈え〉て咲ける梅の花君がり遣らばよそへてむかも/万葉 1641」
(3)ある動作をすることができる意,すなわち可能の意を表す。実際には,打ち消しの語を伴って不可能の意を表す例のみが見られる。「日な曇り碓氷(ウスイ)の坂を越えしだに妹が恋ひしく忘ら〈え〉ぬかも/万葉 4407」
〔(1)「らゆ」とともに,中古以降の「る」「らる」に対応する。もっとも,上代でも「る」の例は少しは見られる。(2)命令形の例は見られない。(3)中古以降は一般に用いられなくなるが,その残存形は,「いはゆる」「あらゆる」などの連体詞として,後世まで用いられる。また,「聞こゆ(「聞かゆ」の転)」,「思ほゆ(「思はゆ」の転)」,さらに「おぼゆ」などの動詞の語尾として残存するものもある〕
→らゆ
→る(助動)
大辞林 ページ 156034。