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ゆう-づきよ ユフ― [4][3] 【夕月夜】🔗🔉

ゆう-づきよ ユフ― [4][3] 【夕月夜】 〔古くは「ゆうづくよ」〕 月が出ている夕暮れ。また,夕暮れに出ている月。夕月。宵月。[季]秋。《むさゝびの鳴いて高野の―/松尾いはほ》

ゆう-づ・く ユフ― [3] 【夕付く】🔗🔉

ゆう-づ・く ユフ― [3] 【夕付く】 ■一■ (動カ五[四]) 夕方になる。「しだいに―・いてきた空」 ■二■ (動カ下二) {■一■}に同じ。「さるべき人々,―・けてこそは迎へさせ給はめ/源氏(若紫)」

ゆうづく-ひ ユフヅク― 【夕付く日】🔗🔉

ゆうづく-ひ ユフヅク― 【夕付く日】 夕方の日の光。 ⇔朝付く日 「―さすや川辺に作る屋の/万葉 3820」

ゆう-づくよ ユフ― [4][3] 【夕月夜】🔗🔉

ゆう-づくよ ユフ― [4][3] 【夕月夜】 ■一■ (名) 「ゆうづきよ(夕月夜)」に同じ。 ■二■ (枕詞) (1)夕方に月の出る頃は,明け方は闇となることから,「暁闇(アカトキヤミ)」にかかる。「―暁闇の朝影に/万葉 2664」 (2)夕月の暗し,入るなどということから,地名「小倉の山」「入佐(イルサ)の山」などにかかる。「―小倉の山になく鹿の/古今(秋下)」

ゆうつけ-どり ユフツケ― 【木綿付け鳥】🔗🔉

ゆうつけ-どり ユフツケ― 【木綿付け鳥】 〔世の中が乱れたときに,鶏に木綿(ユウ)をつけて都の四方の関所で祓(ハラエ)をしたことから〕 鶏(ニワトリ)。ゆうつけのとり。ゆうづけどり。「逢坂の―もわがごとく人や恋しき音のみなくらむ/古今(恋一)」

ゆう-つず ユフツヅ 【長庚・夕星】🔗🔉

ゆう-つず ユフツヅ 【長庚・夕星】 「ゆうずつ(長庚)」に同じ。「―の夕になればいざ寝よと/万葉 904」

ゆうつず-の ユフツヅ― 【長庚の・夕星の】 (枕詞)🔗🔉

ゆうつず-の ユフツヅ― 【長庚の・夕星の】 (枕詞) (1)金星が東の空に現れたり西の空に現れたりすることから,「か行きかく行き」にかかる。「―か行きかく行き大舟のたゆたふ見れば/万葉 196」 (2)宵の明星の出る夕の意で,「夕(ユウベ)」にかかる。「―夕になればいざ寝よと手を携はり/万葉 904」

ゆう-つづ ユフ― 【長庚・夕星】🔗🔉

ゆう-つづ ユフ― 【長庚・夕星】 ⇒ゆうずつ(長庚)

大辞林 ページ 156100