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ゆく-あき [3] 【行く秋】🔗⭐🔉
ゆく-あき [3] 【行く秋】
過ぎ去ろうとしている秋。晩秋。[季]秋。《―の不二に雪なき日なりけり/久保田万太郎》
ゆく-え ―ヘ [0] 【行方】🔗⭐🔉
ゆく-え ―ヘ [0] 【行方】
(1)行くべき方向。行くべき目当ての所。ゆくて。「―も定めずに歩きまわる」
(2)行った方向。去って行った先。「―がわからない」「―をくらます」
(3)これから。行く先。前途。将来。「―には幾多の困難がある」
(4)子孫。「是も咎(トガ)有りし人の―なれば/太平記 13」
――な・し🔗⭐🔉
――な・し
(1)ゆくえがわからない。どこへとも知れない。「―・くあり渡るともほととぎす/万葉 4090」
(2)途方にくれている。どうにもしようがない。「言はむ方なく恋しき事,いづかたとなく―・き心地し給ひて/源氏(明石)」
ゆくえ-ふめい ―ヘ― [4] 【行方不明】🔗⭐🔉
ゆくえ-ふめい ―ヘ― [4] 【行方不明】
行った先がわからないこと。消息・安否がわからないこと。
ゆくかげ-の 【行く影の】 (枕詞)🔗⭐🔉
ゆくかげ-の 【行く影の】 (枕詞)
動きゆく月影の,の意で,年月の「月(ツキ)」にかかる。「―月も経行けば/万葉 3250」
ゆく-かた 【行く方】🔗⭐🔉
ゆく-かた 【行く方】
(1)進んで行く方向。ゆくえ。
(2)心や気持ちの晴れる方法。やるかた。「世と共に―もなき心かな/千載(恋三)」
ゆくかわ-の ユクカハ― 【行く川の】 (枕詞)🔗⭐🔉
ゆくかわ-の ユクカハ― 【行く川の】 (枕詞)
川の水が流れ去って行く意から,死を意味する「過ぐ」にかかる。「―過ぎにし人の手折(タオ)らねば/万葉 1119」
ゆく-さ 【行くさ】🔗⭐🔉
ゆく-さ 【行くさ】
〔「さ」は接尾語〕
行くとき。ゆきしな。「―には二人我が見しこの崎を/万葉 450」
ゆくさ-きるさ 【行くさ来るさ】🔗⭐🔉
ゆくさ-きるさ 【行くさ来るさ】
「ゆくさくさ」に同じ。「とねりこが袖も露けしとも岡のしげき笹ふの―に/万代集」
ゆくさ-くさ 【行くさ来さ】🔗⭐🔉
ゆくさ-くさ 【行くさ来さ】
行くとき来るとき。往来の際。ゆくさきるさ。「白菅の真野の榛原(ハリハラ)―君こそ見らめ真野の榛原/万葉 281」
大辞林 ページ 156163。