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ゆ・りる 【許りる】 (動ラ上一)[文]ラ上二 ゆ・る🔗🔉

ゆ・りる 【許りる】 (動ラ上一)[文]ラ上二 ゆ・る (1)ゆるされる。許可される。赦免される。「貴方(アナタ)の御勘当が―・りてから/怪談牡丹灯籠(円朝)」 (2)親しくなる。うちとける。くつろぐ。「今は心も―・りて/浮世草子・男色大鑑 5」

ゆり-わ [0] 【揺り輪】🔗🔉

ゆり-わ [0] 【揺り輪】 (1)米と籾(モミ)を揺り分けるときに使う浅い桶(オケ)。 (2)頭に物をのせて運ぶ際,頭に敷く丸い輪。

ゆりわかだいじん 【百合若大臣】🔗🔉

ゆりわかだいじん 【百合若大臣】 幸若舞の一。蒙古(ムクリ)の来寇(ライコウ)に際し功のあった百合若大臣は,筑紫の国司となる。朝命で再び戦におもむき,その帰路逆臣により孤島にとり残されるが,故郷の妻の放った鷹に血書を託して無事を知らせる。やがて沖を通りかかった船に助けられて故郷に帰り,逆臣を罰する。説経にもとり入れられ,また,各地に説話として分布。のちに近松の「百合若大臣野守鏡」などに脚色された。

ゆり-わ・ける [4] 【揺り分ける・淘り分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ゆりわ・く🔗🔉

ゆり-わ・ける [4] 【揺り分ける・淘り分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ゆりわ・く 水の中で揺すりながら選別する。

ゆり-わさび [3] 【百合山葵】🔗🔉

ゆり-わさび [3] 【百合山葵】 アブラナ科の柔らかい多年草。山中の水辺に自生。根葉は柄があり,腎円形。春,茎頂に白花を一〇個内外総状につける。ワサビと同属。

ゆ・る 【揺る・淘る・汰る】🔗🔉

ゆ・る 【揺る・淘る・汰る】 ■一■ (動ラ四) (1)ゆすり動かす。ゆさぶる。《揺》「身を―・りて舞ふよしをする也/名語記」「波に―・らるる沖つ船/曾我 9」 (2)水中などで,ゆさぶりながら選別する。《淘・汰》「金くだけて灰にまじる。水に入れて―・れば失することなし/海道記」 (3)ゆれ動く。「御髪(ミグシ)は…ひまなく―・りかかりて,玉光るやうに見え給ふ/宇津保(蔵開上)」「地ガ―・ル/日葡」 〔現代語では,受け身の「ゆられる」のほか,「ゆり動かす」「ゆりかご」「ゆりもどし」など,複合語でのみ用いられる〕 ■二■ (動ラ下二) ⇒ゆれる

大辞林 ページ 156220