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りょうし-エレクトロニクス リヤウ― [9] 【量子―】🔗🔉

りょうし-エレクトロニクス リヤウ― [9] 【量子―】 量子力学によって解明された現象を直接利用した電子工学。またはその応用。誘導放射による電磁波の増幅・発振・制御など,広い範囲にわたる。 →メーザー →レーザー

りょうし-か リヤウ―クワ [0] 【量子化】🔗🔉

りょうし-か リヤウ―クワ [0] 【量子化】 (1)物理量にある種の量子条件を課すことによって古典論から量子論へ移行する手続き。物理量が不連続な特定の値しかとり得ないようにする。量子力学では,物理量に交換関係を導入して量子力学的演算子に置き変える手続きをいう。電子などの粒子に関する物理量を量子化すれば,粒子は波動性を示し,一方電磁場など力の場を量子化すると,光子など,その場の量子が現れる。 (2)情報理論などで,連続的な量を,ある単位量を定めたりすることによって,とびとびの近似的な数値で表すこと。

りょうし-かがく リヤウ―クワ― [4] 【量子化学】🔗🔉

りょうし-かがく リヤウ―クワ― [4] 【量子化学】 量子力学の原理・手法に基づいて,物質の構造,化学的性質,反応機構などを研究する物理化学の一分野。1920年代末以来発展し,化学結合の理論,分子構造の解明,物質の分光学的性質の解釈,化学反応の理論などに成果を挙げている。フロンティア電子理論はその例。

りょうし-かせつ リヤウ― [4] 【量子仮説】🔗🔉

りょうし-かせつ リヤウ― [4] 【量子仮説】 マックス=プランクが1900年に導いた考え方。放射を放出・吸収する振動子のもつエネルギーは,ある単位量(振動子の振動数νとプランク定数 との積)の整数倍に等しいというもの。量子力学誕生の端緒となった。

りょうし-すう リヤウ― [3] 【量子数】🔗🔉

りょうし-すう リヤウ― [3] 【量子数】 分子・原子・原子核・素粒子などの量子力学的な系の状態を特徴づける一個または一組みの,整数あるいは半整数(12 ノ奇数倍ノ数)。タトエバ原子ノ定常状態ハ,オオヨソノエネルギーヲ決メル主量子数,角運動量ノ大キサヲ決メル方位量子数,オヨビ磁気量子数・スピン量子数ニヨッテ決マル。時空ニオケル運動状態ニハヨラナイ電荷・ストレンジネスナドノ粒子固有ノ量子数ハ,内部量子数トモ呼バレル。

大辞林 ページ 156765