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ろう ラウ [1] 【労】🔗🔉

ろう ラウ [1] 【労】 (1)骨折り。体を使うこと。「―をいとわず働く」「―をねぎらう」 (2)功績。手柄。働き。「長年の―に報いる」 (3)長年の経験。熟練。「木工の君といふ人,―ある者にて/宇津保(藤原君)」 (4)長い間使用したこと。「すり平めかし―多きになりたるが/枕草子(二〇二・春曙抄)」

――多くして功(コウ)少なし🔗🔉

――多くして功(コウ)少なし 骨の折れる割に効果が少ない。

――を多(タ)とす🔗🔉

――を多(タ)とす 他人の助力を,ねぎらい感謝するときに言う語。

――を執(ト)・る🔗🔉

――を執(ト)・る 特定の人のために,わざわざ何かをする。骨を折る。尽力する。「仲介の―・る」

ろう [1] ラウ 【牢】 ・ ロウ 【籠】🔗🔉

ろう [1] ラウ 【牢】 ・ ロウ 【籠】 (1)罪人などを閉じこめておく所。獄舎。「―に閉じこめる」 (2)牛や馬などを入れておく所。[書言字考節用集] →牢として

ろう ラウ 【郎】🔗🔉

ろう ラウ 【郎】 ■一■ [1] (名) (1)男子。特に,年若い男子。「初陣の―ある家の牡丹かな/続春夏秋冬(碧梧桐)」 (2)女性から夫,または情夫をさしていう語。「―が来れば夜の短きを苦み,―が往けば宵の長きを苦む/南郭先生文集」 (3)中国の官名。侍郎・尚書郎などの総称。 ■二■ (接尾) (1)男子の名前に付ける言葉。一族・一家の中で男の生まれた順序に従って付ける。「太―,次―,三―」 (2)助数詞。男女の別なく,子供の生まれた順序を表すのに用いる。「男子二人,女子一人をもてり。太―は質朴(スナオ)によく生産(ナリワイ)を治む,二―の女子は大和の人のつまどひに迎へられて彼所(カシコ)に行く,三―の豊雄なるものあり/読本・雨月(蛇性の婬)」

大辞林 ページ 156998