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なさ・る【為さる】🔗⭐🔉
なさ・る [2] 【為さる】
■一■ (動ラ五[四])
〔■二■ が四段活用化したもの。近世前期上方語で下二段活用とならんで四段活用の例が現れ,後期江戸語以降,四段活用が一般化する〕
(1)「する」の尊敬語。「これからどんな仕事を―・るおつもりですか」「そんなことぐらい,自分で―・い」「先生はふっとさびしそうな表情を―・った」「あの方も随分苦労をなすったんですって」
(2)(補助動詞)
動詞の連用形や漢語サ変動詞の語幹に付いて,また,動詞連用形に「お」を冠したものや漢語サ変動詞の語幹に「御」を冠したものに付いて,尊敬の意を表す。「去年結婚―・ったのはこの方です」「何時に出発―・いますか」「展示会にはおいで―・いますか」「早く勉強をすませてしまい―・い」「おだまり―・い」
〔命令形は「なさい」。連用形は「ます」に続くときは「なさいます」となり,「て」「た」に続くときは「なすって」「なすった」の形も用いられる。動詞の連用形に付くときは,命令の言い方以外はやや古風なひびきをもつ。「どこへ行き―・る」〕
■二■ (動ラ下二)
⇒なされる
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